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2008-08

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第5部 608-612 許銘傑のオレが豊田さん!2-61 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 いやあ、野球日本代表はひどかったですねえ。
こんな原稿を書かなければいけないことが、オレには一番哀しい。
あんなに情けない結果になるとは思わなかった。
そりゃ、選手は全力でやったかもしれませんが、結果がまったくついてこなかったでしょう。
ナンボ全力を尽くしたって、あんなに勝負どころでドカドカ打たれたり、
ミスばっかりやっていてはどうにもならん。
前日に、女子ソフトボールがあんなに素晴らしい試合をやったからこそ、
余計に情けなさが際立ちましたよ。
金曜日はガッカリするやら腹が立つやら、一日中何も手につきませんでした。
 オレは国内の、たとえば日本シリーズやプレーオフで
どこかが情けない試合をしたからと言ってこんなことは言ったことがない。
パリーグのレベルが低い、なんて言われた日には烈火のごとく怒ってきました。
しかし、今回の北京オリンピックの野球に関しては、大げさに言えば日本の野球界の、
そして世界の野球の今後が賭かっていた。
せっかくWBCで日本が劇的な優勝を果たして、
世界における日本野球の位置は大幅に押し上げられたのに、
今回の結果も、やった野球も、時代に強烈なバックスピンをかけるものでした。
みんな一生懸命頑張ったもんね、良かったね、なんてママゴトをやっとる場合じゃない。
第2回のWBCは目の前ですよ。
 オレも大急ぎで今回の分析と、未来に向けての提言をやらないといけません。
オレは台湾人ですから、中国の古典っぽい分析の仕方をしてみようと思いますが、
今回の日本代表は「21の敗着」によって負けた、とオレは思う。
やたらとたくさんあるように思えるかもしれませんが、
ミクロからマクロまで考えればそれぐらいの数はあるのです。

 まず、ミクロなところから選手の犯した敗着。
 のっけから精神論になりますが、1「WBC、女子ソフトに比べて気合が足りなかった」。
これは皆さんそう思えたんじゃないでしょうか。
女子ソフトのあの息詰まる熱戦を見るにつけ、オレはホントにそう思いましたよ。
ソフトはベンチも明るかったし、気迫にあふれていたものねえ。
反対に、野球日本代表のほうは点でも入らなければいつもお通夜みたいだったでしょう。
やはりベンチの雰囲気というのは大事なんですよ。

 つづいて、2「結果が出ていないときに自らの力で状況を変えられる選手がいなかった」。
森野も村田もたしかに不調だったのですが、
ベンチ入りの人間を入れ替えることはできないのですから、
自ら不調を脱するための方策を取れなければイカン。
ダルビッシュと新井ぐらいですかねえ、不調から立ち直ったのは。
そのマネジメントが出来なかったのも明らかな敗着です。
 そして、3「流れを引き寄せる劇的なワンプレーを作れなかった」。
WBCの時は松中さんのヘッドスライディングやら、川崎の神の右手やら、
負けの原因になったものの結果的には日本の結束を高めることになった
ボブ・デービッドソンの誤審やら、日本にさまざまな面で流れを変えるビッグプレーがあった。
それにうまく乗れたから勝てたのです。
今回の日本代表にはそういうプレーはなかった。
見てて流れを逃したな、と思うことばかりだったもの。
唯一、韓国戦で李承の2ランが出た直後、
センター青木が壁に激突しながら大フライをつかんだのはナイスプレーでしたが、
その後のGGの落球ですべてがオジャンです。
これも、流れをつかみきれなかった場面のひとつです。
 さらに、4「すべてのプレーが雑だった」。守りにもミスが出たし、牽制でも刺されたし、
併殺だらけだったでしょう。
ご存知のように日本は劣っているパワーを緻密さでカバーして世界と戦ってきた。
今回のようにあんなにミスをしたら勝てませんよ。
さらでもミスをすれば流れも向こうに行くんですから。

 選手についてはこの程度で止めておきましょう。
個別の選手に関しては全力を尽くしたのでしょうし
(まさか、尽くさんかった選手がいるとは思えない)、まあ仕方がない。
 次はコーチについてです。コーチについてはとにかく5「無為無策」これに尽きる。
田淵さんと山本さんは何のためにいるのか全くわかりませんでした。
打線があんなに調子が悪いのに、抜本的な対策は打てないままだった。
新聞やテレビでも、この二人に戦術について聞いたり、
選手の調子を聞いたりしてるのを全く見ませんでした。
恐らく、メディアもこの二人は何もしとらんな、と思ったから聞かなかったのでしょう。
やっぱり仲良しチームじゃどうにもならんということです。
何もしとらんから、敗着も「何もしなかった」というひとつしかありません。
ただしその罪は相当に重い。

 続いては監督についてです。当然ですがここが一番の分量になります。
戦略面においても、戦術面においても、文句が山ほどある。
 6「無為無策のコーチを選んだ」。コーチに対しては無為無策であると批判しましたが、
そのコーチを呼んできたのは監督です。
そのコーチに無為無策のまま最後までやらせたのも監督です。
仲良しオッサン3人組の北京旅行じゃないんだから、仕事をしなさいよ。
 7「選手選び、構成が間違っていた」。
ちょうど一ヶ月前、代表が発表になった時の第56回でオレは、
「星野さんが選んだんだからそれを信じるしかない」と書きました。
しかし、「失敗した時はボロクソです」とも書いた。
なんでそんなことを書いたかと言えば、
あの代表メンバーにオレは足りんところがあると思ったからで、危ないな、と思ったのです。
そして、実際の試合ではまさにその部分でミスが続出した。
結果論で手柄誇りをするつもりはないけど、キチンと反省はしなきゃイカン。
まず外野手が4人というのはいかにも少なかった。
ひとりはスーパーサブとして使うべき森野であり、
外野に転向して日の浅い、しかもライトしか守ったことのないGGが3人のうちの1人です。
結果、GGは慣れないレフトで守備でミスをし、
完全にプレッシャーに押しつぶされてしまって、ミスを重ねました。
リリーフ専任の投手も明らかに少なかったでしょう。
結果、中盤から終盤にかけてボコボコに打た続けることになった。
このへんはまた後でも書きますが、そもそも選手構成がおかしかったのです。

 そして、ここからは監督の敗着の中でももっとも重要であり、
もっとも致命的だった采配についてです。
まずは、先週も書いた、森野・村田の先発起用に代表される
8「選手の調子を読みきれなかった」こと。
いつまでもこの二人を引っ張ったことがチームの不調を拡大したと思う。
 さらに9「打順の組み方にセンスがなかった」ことも指摘したい。
数少ない絶好調状態だった中島をずっと下位に置いていたし、
先述の森野村田をいつまでも分けて置いておいたことで打線が分散し、
結局どこから始まっても点が取れない打線になっていた。
あんなときは、好調の打者を固めてそこで点を取るようにしないと勝てません。
WBCのときだって、打線がつながらんと思ったらすぐイチローさんを三番に置いたでしょうが。

 つづいて10「投手交代が悪かった」先週も書きましたが、キューバ戦のダルビッシュの代え時、
それから韓国戦での和田の代え時、準決勝での成瀬・川上さん・藤川さん・岩瀬さんの投入。
すべてにおいてセンスが無いとしか思えない。
とくに、準決勝での岩瀬さんの投入はもう完全な敗着です。
なんであそこで岩瀬さんで抑えられると思ったのかもわからん。
選手構成のところでも書きましたが、リリーフ専任投手が3人しかおらず、
うち上原さんはシーズン中あんな調子で、藤川はWBCのときも打たれており、
岩瀬さんは今大会絶不調。シーズン中もそう良くなかった。
結局、あの場面で岩瀬さんを出さざるを得なかったことが負けを確実にしたのです。
その後に投げさせられた涌井こそいい面の皮ですよ。
 投手交代の話とも、メンバー構成の話とも関係してきますが、
11「先発とリリーフの役割づけがメチャクチャ」というのもありました。
結局全9試合の中で、先発した投手はダルビッシュ、涌井、杉内、和田、成瀬と5人いましたが、
このうち成瀬、ダルビッシュ、涌井の3人はリリーフでも登板している。
さらに、杉内や和田もたびたびブルペンに入って肩を作っていたし、
この二人は作っただけで結局登板しなかった。
そういう調整に慣れているリリーフ投手ならともかく、
普段キッチリとした間隔で調整している彼らエース級の投手が、
こんなムチャクチャな起用をされて力を発揮できるわけがありません。

 やっと半分終わったところで、星野さんにはまだまだ言いたいことがあるのですが、
残りは来週に回しましょう。
分析より先に結論を言っておかないと間に合わんことが出てきたからです。
 WBCの監督について、星野さんに大会前に関係者から水面下で打診があったらしい。
これも軽率ですが、まさかこんなブザマな結果になるとは思わんから、
まだ気持ちはわからなくもない。
しかし、これについて日本に帰ってきた星野さんは満更でもないようなリアクションをしている。
「リベンジ」だとか「名誉挽回」だとか
「やらせてもらえるならやりますが」的な色気を完全に見せているじゃないですか。

 冗談じゃない。第58回でも書きましたが、
指揮官の悪い部隊は全滅する(この言葉は軍隊用語に見えますが、鶴岡親分の言葉ですよ)。
もちろん、今回の惨敗に関して言えば、他にも悪かったところはあるでしょう
(それに関しては、来週触れます)。
しかし、誰が一番悪いかといえば、完全に星野さんです。
本来なら、「すべて私が悪うございました、身を引いてつつましく生きますから、
来年のWBCは他の監督でやっていただきたい」というのが当たり前でしょうが。
少なくとも、「男・星野」なんていうキャッチフレーズを持ってた人間なら、ウソでもそうするはずです。
潔くなくて、何が「男」ですか。
オレは初めから星野さんの言うことなんてひとつも信用してませんでしたが、
これにはホトホト呆れたよ。

 それから、またぞろ出てきた例のナベ田ツネ衛門さんが星野さんを推しているらしいねえ。
「欠点はあるかもしらんし失敗したかもしらんが、星野くん以上の采配を振るう人間がいるかね。
 いたら教えてほしいよ」なんてことを言っているでしょう。
じゃあ言わせてもらうけど、原さんは最高の監督じゃないのかね。
最高の監督じゃない人間に自分のチームを任せているの?
あのね、星野さんに何とか結果を出させて、世間の星野さんの評価をピークにしたところで
巨人に引っ張ってきて人気復活、というシナリオが
あまりにも見え透いているのがオレには気持ち悪くてたまらん。
WBC日本ラウンドの主催を読売が持っているから、この人に口を差し挟む余地があるんですが、
もうお願いだから日本野球を読売の意向でグチャグチャにするのはやめてほしい。
星野さん以上の采配を振るう人間なんていくらでもいるでしょうが
(この候補についても来週、具体的に例を挙げて検討します)。

 とにかく、男・星野のバケの皮は完全にはがれて、
その中身が完全に白日の元に晒されたのですから、
もう星野さんを利用して人気を得ようなんてのはやめたほうがいい。
同時に、WBCはディフェンディングチャンピオンチームとしての戦いになるんだから、
恥ずかしくない戦いを出来る人を選ばないといけません。
 怒りを抱いている人は、その怒りをどうにかして読売やNPBに伝えましょう。
野球は監督のものではなく、主催者のものではなく、
まず何よりもファンの皆さんのためのものなのですから。
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第5部 597-600 菊地原毅のオレが豊田さん!3 by408

(ファーストランナー、カブレラに代わりまして菊地原。背番号43。)

カブレラさんが「オリンピックの野球は観ていないので分からない」と言って、
執筆を拒否してしまいました。
また、オレが代走ならぬ代筆として出なければいかんようです。
(いつも言っていることですが、オレはピッチャーなんですけどねぇ。
 今日みたいに原稿を書くだけならナンボでも書けるけど、
 公式戦でオレが代走で出る時は、つまりは非常事態なんですよ。
 まあ、オレもオリンピックについては言いたいことが山ほどあるので、好都合でしたが。)

結果を見てからギャアギャア騒ぐのは、誰でも出来るのですが、
それにしても今回のオリンピックは酷かった。

何が酷かったか?
考えるまでも無い。今回の首脳陣の選手編成です。
投手陣はほとんど先発型の投手、打撃陣は一発長打狙いの選手が多く、守備位置に極端な偏りがある。
そりゃ、出す出す投手全員が150kmを超えるストレートを投げてバッタバッタと三振を奪い、
打者はとにかくフルスイングで、ドッカンドッカンホームランを連発する。
こういうのはド派手で見栄えも良いですよ。
確かに、この2つが野球の魅力であることは否定しません。
だけど、テレビゲームじゃあるまいし、それだけで勝てるはずがないでしょう。
(テレビゲームで思い出しましたが、遠藤竜志は元気にしてるんでしょうか。
 彼もテレビゲームが好きでしたねぇ。このメンバーをゲームで再現すれば無敵ですよ。)
これだけ、先発型の選手を選びまくっておきながら、星野監督いわく「中継ぎが足りない」
挙句の果てに、何を勘違いしたのか、マー君こと田中将大君に「中継ぎでフル回転してもらう」

あのねぇ、いくら何でもこんな辻褄の合わない話は無いでしょう。
限られた人数だから、トップレベルの選手を招集したいというのはよく分かる。
だけど、トップレベルの投手とは先発投手のことですか?
そして、中継ぎは先発が出来る投手なら誰にでも出来るポジションですか?
星野さん、あなたは2003年に阪神タイガースの監督をしていた時、
「中継ぎが手薄だから」と言ってジェロッド・リガン投手を連れてきたんでしょう。
それなのに、こんな大きな舞台では先発投手だけを揃えるとは何事ですか。
テレビゲームなら選手の適性を無視したって、どうにでもなりますよ。
だけど、選手はロボットでもなければ、ゲームソフトのデータでもない。
赤い血の流れた生身の人間なんです。

今の球界で、先発と中継ぎとワンポイントリリーフと
ロングリリーフの全てをこなせる投手が何人いると思いますか?
オレが知っている限り、マリーンズの小宮山さんとカープの広池さんが最右翼です。
逆に言えば、球界ではこの2人しかいない。つまりそれだけ難しいことなんですよ。

マー君を中継ぎで起用するという構想が発表された時に、
「おい、これはヤバイんじゃないの」と思ったファンの方もいたと思う。
マー君の肩の異常が発表されたのも同時期でした。
オレはこの時、イーグルスファンの切実な声を聞きましたよ。
「いっそのこと、オリンピック期間中に投げられない程度の症状であってくれ。
 そして、お願いだから星野はマー君を連れて行かないでくれ」と。

星野監督は「中継ぎが足りない」と言っていたけれど、冗談じゃない。
各球団とも必ず優秀な中継ぎ投手はいますよ。それを貴方が知らなかっただけ。
例えば、ウチには本柳君がいますし、「わしが育てた」選手にこだわりたいなら
吉野誠君だっている。(左のサイドスローだし、面白かったと思うけどねぇ。)
日本代表という見た目の派手さに囚われて、こういう一見地味だけど重要なポジションの選手を
無視するから今回みたいなことになるんです。

挙句の果てには「村田(修一)が駄目なら、岩隈を連れて行く」とまで言っていた。
これもね、なんでそんな訳の分からん話になったんでしょうか。
スタメン起用を期待していたサードの選手が出られなくなったら、
代わりはサードの選手を選ぶのが本筋でしょうが。
(それ以前に、宮本さんをスタメンで使うつもりはなかったんでしょうか。)
それなのに、この人の頭の中にあるのは先発投手のことばかり。
一体、どういうことなんでしょうかねぇ。

野手だってそうですよ。
今回は要所要所でエラーをしたGG佐藤が不本意な形で目立ってしまいましたが、
もとはと言えば、経験のほとんど無いレフトで起用した監督が一番の問題です。
(たとえば、機械の取扱説明書を読まずに使って事故を起こした人がいたとして、
 機械が欠陥商品だという人はいないでしょう? それと同じことです。)
そもそも、選出されていた外野手が4人だけで、
(森野君は本来内野手なので、実質3人と言ってもいいでしょう。)
公式戦ではレフトを中心に守っている選手がいないというのもおかしい。
レフトならアテネの舞台を経験している和田さんという選択肢もあったはずです。
だけど、今回は全くと言っていいほど名前を聞かなかった。
(邪推かもしれんけど、そんなに落合監督の息のかかった選手が嫌いかねぇ…。)
4番に新井が起用されていた理由もよく分からなかった。
なにも4番だからといって、全打席ホームランを打てなんて言うつもりは無い。
だけど、例のFA宣言で彼の化けの皮は一気に剥がれたでしょう。
「責任の大きな4番は打ちたくない」と言わんばかりにカープを退団してしまった。
山本浩二さんは、星野さんを止めるべきだったんです。
「アイツは役に立たんぞ」とでも何でも言えば良かったんです。

「野球の7割は投手で決まる」という言葉があるぐらいですから
投手に重点を置きたいのはよく分かります。
だけど、それは投手陣を先発投手だけで固めれば良いというものではないでしょう。
打撃陣だってそうです。
今回は、特に守備位置に偏重をきたしたので、選手の力が発揮できなかった。

「過ぎたるは及ばざるが如し」
今回のオリンピックを一言で総括するならば、この言葉だとオレは思います。

最後に、カブレラから伝言を預かっていますのでお伝えしましょう。
「1000本安打に続いて、300号本塁打を達成できました。
 これは全て応援してくれるファンの皆さんのおかげです。ありがとうございます。」

第5部 594 ボーグルソンの俺の話を聞いてえな

ハンシンタイガースノ ボーグルソンテース ソラソウヨ
(以下機械翻訳)

英語をどんでん語に変換する機械言うても(苦笑)
英語とブルックリン訛りの違いよりひどいとでも言うんか(笑い)

オリンピックも終わってしもたなあ。試合?知らん、寝とったしな。
結果は見たよ。もう心を傷つけられた選手もおるし体がボロボロなんもおるやんか。
姶良町の子(川崎内野手、の意)がなあ・・・・ みんな損だけして帰って来てるやんか。
今回のはもう、一番大事なんはそこ(得をしたヤツがいない)よ。
ボーグル損、とか、そんなん言うてないから。

WBCもそんな違いはないで。結局出たらレギュラーシーズンに響く、
相当厳しいもんや。マイナスあるで。
これは選手だけやなくて球団も両方両方よ。下手に国際試合に出たがために
移籍願望を膨らませてみられたらおお、もう・・・・・やんか。
それこそあれやで、サッカーと決定的に違うところがある。
あれ(移籍金)があるのとないのとでは、だいぶ違うからなあ。
アメリカ人でも思うわな、考えてみたらFAで出て行かれるのってあんなん失礼やろ。
何のために手塩にかけて人気も実力も育ててきたか分からへんやないか。

オレの考えがあまりにも後ろ向きすぎるかもわからへんけどな
そう(球団がWBCにすら警戒する)なれば
ゆくゆくはそう(召集プロテクトなるものが登場する)なるんちゃうかな。
まあ”召集謝絶名簿”いうかな。
今回ので代表召集の重みを味わったどころの話やのうて
代表召集恐怖症みたいになってしまう選手もおるやろし、関係者も全くもってそういうことよ。
代表監督もなあ、こんなんメチャクチャにかき回してしもうてなあ、明日知らんぞ(苦笑)

おっ、頭の薄いボスがきよったで え?聞こえてる?あっ ホンマ・・・・(絶句)
どんちゃん、何を怒っておるんや(その目は優しかった)
(翻訳装置のスイッチを)消して

第5部 587 ニコースキーの俺が気象情報!

ニコスキーデース オテンキオツタエシマース
(以下球団通訳の翻訳)
あすからあさってにかけて前線が活発化し
代表選手の周囲に叩きつけるような雨が降る恐れがあります。
落雷や釣り針を伴い、激しく降ることがありますので
発言の際には十分に警戒してください。
また、帰国後も地盤が異様にもろくなっています。
足元をすくわれることがありますので
タブロイドには警戒が必要です。
現在、大雨・洪水・雷の注意報と
加藤・哲郎警報が出ています、
AP通信提供の気象情報でした。

第5部 574-578 許銘傑のオレが豊田さん!2-60 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)
 
 オリンピック、熱戦が繰り広げられていますが、
野球日本代表は無事決勝トーナメント進出を決めました。まことにおめでとうございます。
昨日の中国戦は楽に決めることができましたが
(涌井のピッチングも今日はほぼパーフェクトでしたね)、それまでは本当にドキドキした。
とにかく打線がつながらない。あれだけの選手を並べてもつながらんのだから、
野球ってのはわからんもんですよ。
 投手も、エース・ダルビッシュがまったくもって本調子から程遠かったでしょう。
台湾戦の涌井だってそうですよ。途中からようやく良くなりましたが、
初めはランナーを出しまくりのグダグダだった。
 国によっていろいろな野球の形もあるでしょうが、日本の野球はやっぱり守りがベースです。
投手がしっかりした投球をしていかないと、そのリズムは打撃にも影響してくるんですよ。
 こういった短期決戦で投手がピリッとしない時は、
スパッと先発をあきらめて二番手の投手に切り替えるのも手です。
試合数が少ないし、なんといってもプレッシャーのかかる大舞台、
必ずしも日頃の実力や格などがそのまま反映された成績になるとは限らない。
その日の調子や、マウンドの合う合わない、使用球の合う合わないなどで
結果はガラリと変わってくる。
どんなピッチャーでも「投げてみるまではわからない」ものなのです。
ダルビッシュのような大エースでもそれは同じで、ペナントレースじゃないんだから
「投げてる間に調子を取り戻す」なんてのどかなことを言っているヒマはない。
とにかく、この一戦を取るんだ、という勝利への明確な意図をもった采配が必要なのです。
 アテネでは「全勝」なんてくだらないプライドを煽って、
結果どうやってもオーストラリアに勝てずに負けてしまった。
今回はそれを戒め、「戦略的に勝つ」ことが目標のように言われていました。
しかし、「全部勝つ必要はない」のと「何が何でも勝ちにいく手を打たない」のは
まったく別の次元の話です。
キューバ・韓国・アメリカの3ヶ国に対しては
すべてを尽くして勝ちに行かなければいけない試合だったはずです。

 そういう意味ではここまでの星野さんの采配は決して短期決戦向きではない。
キューバ戦ではせっかく同点にしたのに、
ヨレヨレのダルビッシュを引っ張って無死二三塁のピンチを招いた。
慌てて投手を交代したものの、出てきたのはリリーフの経験がない成瀬でした。
次打者デスパイネは右打者にも関わらず、です。
案の定成瀬はデスパイネにタイムリーを浴び、2点を失ってしまいました。
成瀬もその後はしっかり抑え、カナダ戦では抜群のピッチングをやってのけただけに、
なおさらあの場面での投入は疑問符がついた。
 みんな言ってることですが、成瀬を出すなら回の先頭から出すべきでしょうが。
ピンチを招いてしまったのであれば、あの場面で出すべき投手は藤川ですよ。
または、百歩譲って田中マー君です。
最近はあまりリリーバーのことを「ファイアマン」と言わなくなりましたが、
藤川・岩瀬さんの二人に求められる役割はまさにこの「ファイアマン」でしょう。
8回を抑えることが重要なのではなく、火ダネを大火事にしないように消すのが大事なのです。
それを、岩瀬さんが7回、藤川8回、上原さんが9回という形にこだわるからあんなことになる。
出し惜しみをして点を取られて、結局藤川やら岩瀬さんやらを使わない、となったら、
何のことかわからんじゃないの。
韓国戦だって、和田を引っ張って同点に追いつかれたでしょう。
あれだけで済めばよかったんだろうけど、9回のお笑いで勝ち越されてしまった。
結果的には野球に関しては兄貴分のはずの日本が、
弟分のはずの韓国にブザマな野球で負けてしまったのです。
WBCのときはまだ締まった試合だったけども、今回は本当にグダグダでした。
国の代表があんな試合をしとったらつまらんですよ。

 スタメンの組み方もよく意図がわかりません。
たとえば森野ですが、森野の役割はユーティリティでしょう。
勝負を賭ける代打を出す時に、あとの守りに気を遣わんでいい、というところで
その真価を発揮する選手です。
バカ当たりしてるわけでもないのに、なんでスタメンで使い続けたのかねえ。しかも3番でしょう。
打てばいいけど、いつも森野で打線が途切れとるもんねえ。

村田も、まったくもってタイミングが合ってないにもかかわらず、昨日までスタメンを続けたでしょう。
さっきも言ったけど、ペナントレースじゃないんだから、
ひとりの選手の復調を待ってる余裕はないんですよ。
 阿部と里崎の使い方もわからん。捕手3人制をしいて、片方をDHで使ってますが、
本塁打も打ってるGGはどうしたの?
どうしてもレフト森野なら、DHGGで十分なスタメンでしょうが。
韓国戦の最終回では、同点の大チャンスで里崎に代わって森野を出してましたが、
ああいう場面では異常な強さを発揮する里崎を代える必要があったかどうか。
中島だって調子がいいのに、やたらと9番で使いたがるでしょう(昨日は3番で使ってましたが)。

 勝利に向けての強力な意志をもった采配である、というのが見てる側に伝われば、
結果が出なくても納得がいくんです。
史記にも断ジテ敢行スレバ鬼神モコレヲ避ク、というでしょう。
しかしいまは、ただ漫然と選手を並べて棒切れを振り回しているようにしか見えんのですよ。
中国戦は勝ったからいいよ。しかしこれからは厳しい戦いが続く。
あんな状態ではメダルもおぼつかんよ。
この前のカナダ戦だってそうです。結局勝ったからよかったようなものの、
1点差の9回に無死三塁から無得点なんてどういうこと?
選手の調子が悪いならスクイズでも犠牲フライでもエンドランでもいいじゃないですか。
「殺す気か」なんて星野さんは言っていたけど、何もしなかったのは星野さん自身じゃないの。
4回までに2回もゲッツー打ってるわけで、ひとりもランナーが出なかったわけではないでしょう。
 高杉晋作は「おもしろきことのなき世をおもしろく」と言い、
野村望東尼がそれに「すみなすものは心なりけり」と続けたそうですが、
「つづり合うことのなき打線をつなぎ、点にするのは采配なりけり」ですよ。
たしかに出塁自体も少ないけど、それをうまく点にしていかなきゃどうにもなりません。
 どこかの誰かさんみたいにヘンに動いてバッカじゃなかろかになってしまっては元も子もないけど、
少なくとも行き詰まりを打開するためにもっと動いてみたらいいんではないでしょうか。

 オリンピックに関しては結論が出るまでは黙ってようと思ったのですが、
あんまり不甲斐ないので口を挟んでしまいました。
135年の歴史を誇る日本の野球がこんなもんだと世界中に思われたらつまらんでしょうが。
ご存じのように、韓国はもう日本と遜色ない力をつけていますし
(金廣鉉なんか、あんないい左投手は日本にもそうそういません)、
タイブレーク制の産物とはいえ、中国代表が台湾代表に勝つ時代になったのです
(本筋からズレますが、あの最後のエラーは何だったんですかねえ。
 常識では考えられないプレーで、見ていてめちゃくちゃハラが立ちましたよ)。
その台湾も韓国相手に素手の殴り合いで、負けはしたものの1点差ゲームでした。
韓国だってここまで予選全勝で、日本にも、アメリカにも、台湾にも、キューバにも勝っている。
 予選の時にも言いましたが、もはやアジア各国に百戦百勝出来るチームなどないのです。
基礎的なレベルは各国ともに身についてきた。
ここから先は、踏んだ場数と勝利への強い意志と、ほんの少しのミスによって勝ち負けが決まります。
そのミスが制球ミスなのか、甘い球をとらえそこねたミスなのか、はたまた采配ミスなのか、
何にせよミスがひとつ出るだけで一気に試合の展開が左右される。
板子一枚下は地獄、慎重な野球が求められます。
 我らがチャイニーズ・タイペイは残念ながら決勝リーグに進むことはできませんでしたが、
かくなる上は、何としても日本にアジアの野球の素晴らしさを見せ付けてほしいのです。
星野さんのその手にアジアの野球全体の名誉がかかっている(韓国もいますが)。
決勝は是非日本と韓国でアジア対決といこうじゃないの。
星野さんは勝って来るぞと板橋区、離れて遠き満州で、野末の石の下、では困る。
慎重かつ大胆な采配で、必ず勝って帰ってきてくださいよ。

 この五輪のさなか、清原さんが今年限りの引退を正式に表明されたとか。
キヨさんに対しては言うべきことはすでに先週言っているから、とくにオレのコメントはありません。
とにかく、オレが見たいのは清原和博という男の「弁慶の立ち往生」です。
野球と言うものに賭けるキヨさんの想いのすべてをこのシーズンにぶつけて欲しい。
そして、願わくば、あの大きなホームランをあと1本でも多く見たい、と思います。
 甲子園では大阪桐蔭が優勝しましたが、その大阪桐蔭出身の中村剛也あたりに、
清原さんのことはじっくり見ていてほしい。
今年、このまま行けばおかわりクンはホームラン王をとるかもしれません。
野球選手にはタイトルをとらなければ得られない経験と、
タイトルをとれなかったからこそ得られる経験があります。
その、タイトルを取れなかった経験の象徴が清原さんを形作っていると思うのです。
清原さんを見て、「パの4番」に必要なものとは何なのかをしっかり学んでほしい。
そうすれば、中村だけに限らず、片岡や細川などにとっても、
将来日本代表に選ばれるようなことがあったときの糧になると思います。
日本野球はいまやただ日本のみの野球にあらず、世界の日本野球なのです。
代表選手は日の丸を背負って、代表でない選手は世界トップレベルの野球リーグの構成員として、
おのおのの立場に恥じないプレーをしてほしい。
とにかく今は、来週の今頃には結果が出ているであろうオリンピックの至高の対決が、
何よりも楽しみです。

第5部 570-572 李炳圭の俺が豊田さん!22 by408

チュウニチドラゴンズノ イビョンギュデス イッショウケンメイ ガンバリマス
(以下、通訳さんの訳)

五輪が始まった今、俺もようやく1軍に昇格することが出来ました。
やはり、プロである以上1軍の試合に出場してナンボです。
これからチームのために最善を尽くして頑張ります。

俺の一軍復帰は広島市民球場で行われたカープ戦からでしたが、
その舞台である広島市民球場が今年で閉鎖されるという。
この球場は、戦争被害(特に広島は原爆を投下されているから尚更です。
米国政府は一刻も早く、被爆された方々に対して十分な謝罪と賠償をするべきでしょう。)からの
復興のシンボルとして1957年に完成しました。
それが、球場完成からほぼ50年経った今、設備の老朽化が目立つなどの理由で
新球場の建設が決まった訳です。
戦後復興のシンボルという歴史的に重みのある球場でホームランを打てたことは、
俺にとって大変に名誉なことだと感じています。

さて、今日は俺のことはどうでもいいんです。
開催に賛否両論ある北京五輪ですが、選手たちは舞台が何処であれ
目の前の試合に最善を尽くすことが本義です。
たとえ「政治とスポーツは無関係」という言葉がいくら机上の空論であったとしても
それを忘れていい、もっと言えば、闇に葬り去っても許されると言うことはないでしょう。
(ところで、北韓が入場行進を韓国代表と一緒にしなかったのは、予想通りでした。
 李明博政権は北に対して強硬的な態度で挑むそうですから、止むを得ないでしょう。
 実のところ、これこそスポーツと政治の混同で寂しい話なのですが。)

「北京で(中国政府が)平和の祭典であるオリンピックを開催するのはけしからん」
と言う人はオリンピックを観なければ良いし、
アスリートたちのトップレベルの競技対決を観たいと言う人は、堂々と観れば良い。
俺は声を大にして言いたい。北京五輪の開催はけしからんという人がいてもいい。
ただ、選手はコケにせんでくれと。
例えば金メダルを取った選手に「あんな大会で取った金メダルは何の価値も無い」
なんてことは言わんでほしい。
成績はともかく、競技で全力を尽くしてきた選手たちを笑顔で迎えて、
その後で、改めて中国政府に抗議の声を挙げて欲しい。
今のところそういう声が聞こえてこないのは救いですが、
オリンピックに出場している選手を非難することだけは止めて欲しい。
選手たちは場所が何処であろうと、選手たちの本義を尽くしているのだから。
逆に、個人的信条に則って出場しなかった選手がいるなら、その考えも尊重されるべきです。
かつて、米国の同時多発テロに関連して、メジャーリーグの試合で米国歌斉唱を拒否した
南米出身の選手がいましたが、こういうことも許されて当然なんです。
(逆にそれが許されないような社会は恐ろしい。)

さて、のっけから何やら堅苦しい話になってしまいましたが、
野球の代表チームが宿敵である日本に勝ちました。
しかし、この勝利もよくよく試合を振り返ってみると、
どこかすっきりしないところがある。
李大浩(イ・デホ)の特大のホームランと
金賢洙(キム・ヒョンス)が打ったタイムリーは素直に喜んで良い。
(しかし、金賢洙の打撃は俺も見習わんといかんねぇ。)
その後の2点は、日本の守備のミスによるタナボタの得点です。
相手のミスを誘い、チャンスを逃さなかったといえば聞こえは良い。
しかし、俺からすると日本代表がこのまま終わるとは思えんのです。
9回裏がその典型でね、韓基周(ハン・キジュ)を滅多打ちにしたでしょう。
あのまま韓基周を投げさせていたらどうなったか? 言うまでもない。
エラー絡みの2点という保険が無ければ、恐らく俺は今この原稿を書いていませんよ。

代表チームに選ばれなかった俺が言うのもなんだけど、
韓国の選手は、まだ浮かれるのは早過ぎる。
日本代表は星野仙一監督が選手を「俺を殺す気か!」と選手を一喝したと言う。
(選手は何も監督のためだけに野球をしているわけじゃないと思うんですけどねぇ。
 俺たちは国家代表として国家のために戦っているんであって、
 それは選手と監督で役割が違うだけだと思うんですが。
 このあたりは、李鍾範先輩に聞いてみたいと思います。)
日本の選手だって「監督を殺した」と言われちゃ洒落にならんから
決勝トーナメントでは目の色を変えてくると思うよ。
いくら予選で勝てたとはいえ、決勝で勝てなければ何の意味も無いのです。
(WBCでの、あの屈辱を思い出してみると良い。)

俺も代表チームの活躍を励みに、ドラゴンズの一員として最善を尽くします。

第5部 565-566 ニコースキーの俺がAP通信

ソフバンクホークス ノ  ニコースキ デース ユーチューブ ミテネッ
(以下門奈さんの訳)

今日はもうこまぎれこまぎれの話題の詰め合わせになりそうだ。
日本人MLB選手のラジオニュースを聴いていて、なんか違和感を持った。
「だれだれ選手は何日ぶりに全体練習に参加しました」
この人はリハビリが仕事か?という冗談はさておき、
これを私にあてはめてみたらよくわかる。

「次は日本で活躍するアメリカ人の情報です。SBのニコースキー投手は
25日ぶりにユーチューブに動画を投稿しました。
なお試合は3-0でSBが勝ち、ニコースキー投手は投げませんでした」

こんな報道されてたまるかってんだ。気持ち悪いにもほどがある。
日本人がMLBに初めて行ってもう何年にもなる。もうこういう報道は改めろ。
スポーツ報道のあり方じゃないと思うし、たいして楽しくもないじゃないか。
野球は試合を見てナンボだ。

いま日本で戦っている野球の五輪代表、彼らの勝敗は時の運、それはいい。
問題はいまの日本代表の担ぎあげ方、そして結果に対してメディアがどう対応するかだ。

たとえば勝ち進んだ場合を、この場合は考える必要はない、だいたい答えが見えている。
問題は負けたとき。
そもそも「監督」とはなんのために雇われているのか?
監督はそれこそ、解任されるために存在しているのだ。
出てきた悲惨な結果に対して選手が辞めるなんてことはできない。一気に生活苦だ。
だから監督が代わりに首を切られるのだ。そんなもんなんだよ。

しかし相変わらずWBC代表の監督第一候補だったりしてみたら、話はややこしくなる。
要するにスポンサー押しは健在、しかし大多数は、敗軍の将居座る、に違和感を感じる。
そのフラストレーションあるいは心無い見えない言葉の数々はどこへ行く。
多分、野球というジャンルそのものへ行く。

野球が下火、野球のレベルが低下、選手に華がない、
もう好き勝手に言いたい放題だよ。そういう事態になったら
私は本当に被害をこうむるのは代表メンバーでもスポンサーでもないと思っている。
こういうときに最もみじめな気分を強いられるのは、五輪期間も
変わらずペナントレースの観客席に足を運んでくれたお客さんだろう。

だからきっちりと自分の言葉で、負け惜しみや言い訳をしないで
戦ったことを総括してケジメをつけるのが、代表、あるいは代表監督の仕事になる。
「次につなげる」なんて絶対に禁句だ。次の五輪は無いんだから。
日本語に「アホウ ツギハナインジャ」とある。意味は知らないがドスのきいたいい言葉だ。

おそらく、スポンサーサイドは野球界に神を欲しがっている。
しかし神なんていなくていい。喝が2人いるんだから。

(追伸)ところで、前回ヒロシマがPO行ったらおもしろいのに、と書いた気がするんだが
面白い流れになってきたようで嬉しい。AP通信特派員としては肩入れは禁物なんだけども
とにかくいい混戦になってくれれば、リーグも盛り上がるだろう(了)

第5部 542-546 許銘傑のオレが豊田さん!2-59 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 この日程を組んだのは誰なんですかねえ。
オールスターが終わって、1カード消化して、4日も空けて、
その後は12連戦という何がしたいのやらサッパリわからん日程です。
こんなことをしとってはローテーションがグチャグチャになってしまいすし、
ケガ人が多発するかもしれん。
オリンピックとかぶるのを避けるためかと思いきや、
オリンピックの野球の日程はまさに12連戦にドンかぶりです。
結果、夏休みの最中とはいえ、
8月の5週中3週は土曜日に試合がないという日程の組み方になっている。
このヘンテコな休みの間に何をやっとったかといえば、日本代表との壮行試合ですよ。
テレビ中継もされんのに、プロ野球の日程をグチャグチャにしてまで、
こんな接待試合をやってどうするのかね。

 オレは思うんですが、今年はオールスターを壮行試合にすればよかったんじゃないですかねえ。
交流戦がいまの日程になった去年から8・9月に大連戦がたびたび組まれるようになりましたが、
それでも日程が消化しきれずに昨年は横浜がダブルヘッダーを組むハメになったでしょう
(そのダブルヘッダーも雨で流れましたが)。
オレに言わせれば交流戦を削減して2連戦4連戦なんていう組み方にしたことが間違いなのですが
(正直、置く季節が悪いと思いますよ、オレは。
 わざわざ梅雨のド真ん中にやれば雨天中止が多くなるのはわかりきっていることです)、
今の日程の形式なら、とにかく合理的に消化することだけを考えて日程を組まんと。
オリンピックも大事でしょうが、ペナントだって大事なんですから。

 そんなわけで、今週は試合がほとんどありませんでした。
先週書き損ねたことをここで書いておきましょう。
まずは山本昌さんの200勝達成ですよ。日本単独での200勝はもう出ないと言われていますが、
この人について考えると、本当に「縁」と「タイミング」というのは大事なんだなあと思います。

 入団当時は左で体が大きいというだけで、球は速くない、モーションはあんな感じ、
コントロールも悪い、とクビ寸前だった。
当時、いくら高卒投手とはいえ入団4年間で一軍登板は4試合、
2回1/3で5失点、防御率は19.29ですから、
これは首脳陣もダメだと思っていたかもしれないし、
本人もちょっとあきらめかけていたところがあるかもしれない。
 しかし、首脳陣が一縷の望みを懸けてアメリカ留学に出した、これが奏功したんですよねえ。
アイク生原さんとの出会いもあり、本人も必死で努力をしたのでしょう。
このアメリカ留学でシンカーを覚えてなければ、間違いなく今頃はクワガタ屋のオヤジですよ。
本当に、このタイミングでのこの縁が彼のすべてを変えたのです。
事実、アメリカから帰ってきてからの昌さんは一躍「期待の若手左腕」になったし、
2度目のアメリカ留学から帰ってからは中日を支える大エースになった。
 とにかく、体が丈夫だというのがこの人の強みでしょう。
短期間ならば昌さんの成績を超える選手は何人も出ている。
しかしこの人の場合、遅いスタートにもかかわらずそこから20年一線で投げ続けているわけでしょう。
これがすごい。
 たとえば、同世代の大投手に斎藤雅樹さんがいます。
斎藤さんと山本昌さんは同じ年に生まれています(学年は斎藤さんが一つ上)。
この二人はエースとしてたびたび投げ合っていますし、
ともに大投手であることに異論を挟む人はいないでしょう。
しかし、斎藤さんは通算180勝で引退、結局200勝には届かなかった。
山本昌さんの2学年下の桑田さんだって40歳まで投げて173勝、これも200勝には届いていない。
同じく2学年下の佐々岡さんは138勝106セーブ。
こっちのほうが難しい記録かもしれませんが、200勝には届かず、です。
無事是名馬、とはよく言ったもので、長く投げ続けられたことが大記録達成の一番の要因でしょう。
アノ星野さんのもとで投げていながら、よく肩を壊さなかったものだと思うよ、マジに。

 山本昌さんは実績もさることながら、あの人柄と顔でもずいぶん得をしていると思う。
まずあの顔がいいですよ。悪いことなんか何にも考えてない顔でしょう。
体がデカくて朴訥フェイス、青のユニフォームの聖人君主です。
しかも、本業はラジコンとクワガタ、趣味野球。もう、少年のままですよ。

 またね、「やまもとまさ」という名前がいい。
昌広、というより「やまもとまさ」のほうがしっくりくるもの。
彼が「やまもとまさ」になったのは、
のちにロッテに行って「山本打て 山本打て 山本打てよー」という脱力系応援歌で
一躍有名になった、13年の現役生活のほとんどケガしていたことでお馴染みの
山本保さんが同じチームにいたからですが、
山本保さんの一番の功績は昌さんの名前を「やまもとまさ」にしたことですよ。
名前を変えて以来山本昌さんは飛躍を遂げたわけですから、
山本昌さんの200勝は山本保さんと二人で成し遂げた記録と言ってもいいでしょう。
山本保さんが今何をしているか知りませんが、
保さんも昌さんの200勝はわがことのように嬉しかったと思います。

 それから、清原さんが復帰されましたねえ。
腫れ物に触るような扱いをされているようですが、オレはそんな扱いはいらんと思うよ。
ホントに代打でもどうにも成績を残せなくなってきた時の扱い方は
慎重にしなければいけないのでしょうが、
現状はとりあえず5打数2安打1四球でしょう。
きのうの荻野クンから打った2ベースも素晴らしかった。
 みなさんご存知のように、野球選手には引き際を知って美しく辞めるタイプと、
ボロボロになっても要らないと言われるまでやり続けるタイプの両方がいます。
前者の代表は古くは王さん、最近では新庄さんでしょう。
後者の代表は古くはノムさん、最近ではまだ現役だけど工藤さんでしょうかねえ。
清原さんも後者の道を選択したのです。
80年代から90年代にかけての最高のスターがその茨の道を行くことに決めた。
そしたら、その決断は暖かく見守ってあげるしかないじゃないの。

 いままで、チームに決していい影響を与えるばかりじゃなかったのはわかっています。
とくに巨人時代はそうだったでしょう。
オリックスに来てからだって、審判を恫喝する清原さんを見て失望したと
広島の広池さんがブログで苦言を呈している(のちに削除)。
でも、とにかく最大のスターだった清原さんが選手生活を終えようとし、
その辞める前になんとか一本、と必死にもがいているのだから、
とにかくオレは清原さんを応援したいと思う。

 その代わり、清原さんには文字通り「壊れるまで」野球をやってほしい。
「弁慶でいっとけ」というCMがありましたが、
まさに清原さんには「弁慶の立ち往生」を見せてほしいのです。
後輩には膝蹴りし、審判は恫喝するけど外国人選手に対しては向かっていかないというような
「日和り」を見せてほしくないんですよ。
いままで、有り余る才能をもって、数々の夢を見せてくれた清原さんじゃないの。
そのプロ野球界で残してきた実績は、たしかに素晴らしいものですが、
高校時代から清原さんを見ている人からすれば、
ある意味で物足りなく感じている人もいると思います。
本来ならホームランを1000本打ってたっておかしくないんですから、清原さんは。
その野球人生の集大成として、
オレたちに「壮絶な最期」(敢えてこの言葉を使います)を見せてほしいのです。
この「壮絶な最期」が似合うのは、清原さんしかいない。
桑田さんでも、野茂さんでもなく、清原さんしかいないのです。
オレは、その男・清原の最後の戦いを目に焼きつけておきます。

 これは少し前の話になりますが、イチローさんの3000本安打達成もありましたねえ。
イチローさんの凄さについて今更語ってもしょうがない。
あの人は誰も知らない高みにいる人ですからね。
しかし、イチローさんの口から真っ先に出たのが張本さんと日本球界へのコメントだったのを聞いて、
ああ、この人はやっぱり凄いなとオレは再確認しました。
 張本さんはイチローさんに対しては割と複雑な感情を持っているはずです。
もちろん、はるか後世に現れたヒットメーカーとしての期待もしているでしょうし、
尊敬もしているでしょう。
「ヒットを打つ技術ではかなわない」とも言っていますしね。
しかしその一方、
「日本での安打記録は私だ、メジャーは試合数が多いから参考記録だ」とも言っている。
これが落合さんなら「メジャーに行ったこともない人に言われたくない」と言うところですよ。
ねえ豊田サン。
 しかしイチローさんが言ったのは、若き日に張本さんにもらった
「首位打者7回と通算安打の記録を抜いてくれ」という激励のコメントに対する感謝でした。
そして、「日本での安打なんてレベルが低いから、と言う人はこっちには必ずいる。
でもボクはアメリカに来てからのほうがヒットのペースは速いんです。
日本のほうがレベル高いんじゃないの、って言い返したい」
安っぽいナショナリズムかもしれませんが(ま、オレは台湾人なのですが)、
オレはこの発言にシビれた。
 ロッテのボビーも言っているけど、WBCで日本の野球は世界最高峰レベルにあり、
少なくともMLBに対してその成績を卑下しなければならないようなものではない。
もちろんリーグが違うんだから参考記録は参考記録でしょうが、だからといって
日本の記録は価値がないということにはならんのです
(張本さんの「参考記録」発言は、この意味において本質的には正しいと思います)。
その日本野球の底力を見せられる最高の機会が、もう目前に迫っています。
台湾もそう易々とは負けんはずです。
星野さん率いる日本代表、洪一中さん率いる中華代表、
その他すべての国々が最高の試合をしてくれることを祈っています。
加油!中華隊!加油!日本隊!

第5部 534-538 アレックス・カブレラのオレが豊田さん!11 by408

オリックス バファローズノ カブレラデス サインハ イチマイ ゴマンエン!
(以下、通訳さんの訳)

宮本大輔君おめでとう!

今日は原稿用紙にこれだけを書いて終わろうかとも思ったのですが、
さすがにそれではあまりにも手抜きと言うものです。

オレは西武にいた時に彼と対戦しているのですが、
度胸が良いんでしょうねぇ。150km近いストレートをドンドン投げ込んできた。
近鉄にはイキのいい投手がいるんだなぁと思ったものです。
ところが、2006年に難病に指定されている黄色靭帯骨化症という病気を発症していることがわかった。
そこで球団は1年間かけて治療とリハビリに取り組んでもらおうということで、
昨年は育成選手として契約したのです。
そしてこの度の支配下選手復帰・1軍登板となった。
つまり、育成選手という制度が双方にとってうまく機能した訳です。

ということで、今回はこの育成選手に着目してみたいと思います。

日本で「選手を育てる」ということに着目したと言えば、
オレは、広島東洋カープが運営しているカープドミニカアカデミーを思い出します。
ドミニカ共和国の原石を、自分たちの手で育てようというのです。
そして、見込みのある選手と正式に契約しようという仕組みですから、
まさに育成選手の先駆けだったと言ってもいいでしょう。

ドミニカアカデミー出身の選手と言えば、今はシカゴ・カブスに在籍している
アルフォンソ・ソリアーノが有名ですが、彼の場合はメジャーで開花した選手ですので
話が少し異なります。(彼についての話は、そのうち菊地原が話してくれるでしょう。)

では、アカデミーの最高傑作は誰なのか?
オレはロビンソン・チェコ投手(1995年~96年)を推したい。
150kmを超えるストレートとキレの良いスライダーであっという間に15勝。
衝撃的な選手でしたねぇ。
しかし、95年のシーズン後半戦あたりからどうにも雲行きが怪しくなっていた。
何でも来季の年俸に2億円払えと言う。それがダメならメジャーリーグに移籍だと。
(誤解のないように言っておきますが、チェコ投手本人が言っていたのではなく
 代理人のダン野村氏が要求したものです。)
馬鹿なことを言っちゃいけない。
当時のカープの選手には年俸が2億円を超えている選手なんて1人もいなかった。
(大野豊さんでさえ1億1200万円でした。)

この騒ぎは「超」が付くほどの紆余曲折を経て解決しましたが、
最終的にチェコ投手が97年からメジャーリーグへ移籍することになり、
ドミニカアカデミー事業は、無理なんじゃないかと疑う声がこの頃からチラホラ出てきた。
(今では、アカデミーの規模は大幅に縮小されているそうです。
 なんとも厳しく、そして寂しい話ですねぇ……。)

さて、ドミニカアカデミーの成否はともかくとしても、
外国人選手を自前で育てようという動きが、少ないながらも他球団にも出てきた。
最近では、横浜ベイスターズに在籍していたセドリック・バワーズが典型例でしょう。

ところが、球団は2~3年かけて育成する予定だったのに、
バワーズが1年目から予想以上の活躍をしてしまった。
球団やファンが喜んだのもつかの間、
2年目のシーズンには、四球から崩れるパターンがあまりにも目立ったため、
アッサリと斬られてしまった。なんとも勿体ないことをしたなぁと思いますよ。

1年目の活躍で、求められるレベルが高くなってしまったが故の解雇だったのか、
それはオレには分かりません。
(その後、楽天に移籍しましたが怪我続きで1軍昇格は無く1年で退団、
 現在はコロラド・ロッキーズで野球を続けているそうです。)

前振りが長くなってしまいましたが、これまでは選手の育成と言っても、
支配下選手枠を一つ裂く必要があった。
選手枠もそうですし、選手に支払う年俸など(最低年俸は440万円)を考えると、
どうしても、長い目での選手育成というのは難しいらしい。
(早めに辞めさせないと、第二の人生が歩めないという理由もあるそうですが、
 これは今回とは別次元の話です。)

これじゃあイカンということで、選手の育成にもっと力を入れようという話と
企業チームの活動休止などで、行き場を失ったアマチュア選手の
チャンスを増やそうということで、この制度が出来た。

これね、確かに制度の趣旨としては良いですよ。
ただ、どうも中途半端な印象を受けるんですよ。
こういう制度を導入するなら、思い切って支配下選手枠を撤廃してしまうぐらいの
思い切った行動を採っても良かったと思うんですがねぇ。

というのも、かつて中日ドラゴンズが、金本明博投手の処遇を巡って
大揉めに揉めたことがあったでしょう。
この問題も、何のことは無い。原因は支配下選手の人数。
何しろ、金本君が野手に転向しても今すぐに1軍に上がれるレベルじゃないという。
それなら、育成選手として2軍でじっくり育てようじゃないかということになった。

しかしこれ、例えば支配下選手枠が70人ではなく75人だったとしたら、
金本君は今も2軍で支配下選手のまま育成されていたと思いますよ。
ひょっとしたら今頃、1軍でデビューしていたかもしれないよねぇ。
身体能力が高く、センスの塊だったと聞くし。

この問題の根本的な理由は何か? 実は問題は支配下選手の人数制限だけではない。
要するに、中日球団が欲張ったからです。
金本明博君という一級品の素材は育てたい(手放したくない)、
支配下選手枠を一つ空けて、ペナントレースに備えたい。
あれも欲しいこれも欲しいと言っているうちに、金本君は嫌気が差して球界を去ってしまった。
結局、ゴタゴタを起こしたことで、中日フロントには悪いイメージだけが残った上に、
荒木君の後継者候補の1人を失っただけで、何の得にもならなかった。
これこそ、弱り目に祟り目。

これらのことから言える事は何か?
要するに、人間は何事も欲張ったらイカンのです。
二兎追う者一兎も得ずと言うでしょう。
チェコ投手の時は、代理人が欲張ったと言えるでしょうし、
セドリックの場合は、球団が(あるいは現場が)セドリックに求めるレベルを欲張った。
(日本人の投手だったら、あんなに早くクビを斬っていたか?
 おそらく斬っていないだろうねぇ。)
金本君の時は、フロントが欲張った。

今、育成選手上がりで何かと注目される選手は多いですが、
ここでは、阪神のアーロム・バルディリス君の話をします。

彼の働きぶりは、オレのところにも伝わってくるけれど、
バッティングは2割そこそこで、決して良い数字ではない。
その代わり、守備では何度もチームを救うプレーを連発しているとか。

いいですか。フロントも現場も、そしてファンも欲張らないことです。
「彼は打てないから使い物にならない」なんてことを言っちゃいけません。
堅実な守備がどれだけチームに貢献しているか。
向上心溢れる真面目な性格の外国人選手を探してくることがどれだけ大変か。
この2つを兼ね備えているだけでも、年俸分(1000万円)の価値はありますよ。
これに加えて打撃を求めれば、それはハッキリ言って贅沢と言うものです。
彼は、もともと長い年月で育てることを目的とした「育成」選手だったんです。
決して、大物メジャーリーガーのような「即戦力」の選手ではない。

多くの球団が育成選手と契約していますが、
各球団とも「育成」という言葉の意味を考えて、長い目で選手を見て欲しい。
(怪我持ちの選手の場合、どこで見極めるかという問題もありますが)
多くの野球選手の原点でもある高校野球は3年(2年半)の月日があるのだから、
最低でも、それぐらいは時間をかけて育てるという気構えが欲しいなぁ。

さて、後半戦が始まり、バファローズにはファンや監督はもちろんのこと、
フロントまでもが復帰を待ち望んでいた期待の選手がようやく1軍に帰ってきました。
実力はあるのに怪我に悩まされたりして、最近のシーズンは本来の力が発揮できていませんでしたが、
このほど、長い2軍での調整を終えて1軍に戻ってきました。
彼がいれば、打線の厚みが増し、得点力の向上につながります。
そして、彼が1軍の試合に出ることを強く望んでいるお客さんがたくさんいます。

彼とは、そう、濱中治君のことです。1軍復帰おめでとう。

第5部 492-495 許銘傑のオレが豊田さん!2-58 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 今週は考えさせられることの多い一週間でした。
オールスター、オレは両方ともテレビ観戦だったのですが、
オールスターって何だろう?テレビ中継って何だろう?と考えさせられましたねえ。
 まず一日目の大阪ドーム、中継をしたのはフジテレビでした。
実況の三宅さんはとても上手いアナウンサーというイメージがあるけど、
この日はなんかイマイチでしたね。
それから、古田さんの解説は聞きやすくて解りやすかったけど、田淵さんはグチャグチャでした。

 しかしそれ以上に、ゲストで来た相武だか西武だかいう人はイマイチでしたね。
何の話を振られても「かっこいいですね」と「頑張ってください」しか言わなかった。
初めから野球に興味がない、というのならそれも仕方ないけど
(呼んだほうが悪い、ということになりますからね)、「野球好きです」と言っておいてあれはない。
ダルビッシュにも奥さんの話しかしてなかったでしょうが。
 フジテレビは彼女をオリンピックキャスターとして使うらしいけど、大丈夫なんですかねえ?
本当は野球に興味がなかったのかもしれんけど、
興味のないスポーツについてあんなリアクションしか取れないとすれば
五輪キャスターなんて務まらんでしょう。全部が全部興味のあるスポーツじゃないだろうから。
さらに悪いのは、本当に野球が好きなのにあのリアクションだった場合ですよ。これは恐ろしい。
興味があってアレなのに、
興味がないスポーツに関してどういうリアクションをとるかと考えたらゾッとしますよ。
 オレはいつも野球報道に対して文句をつけますが、五輪だって同じです。
スポーツに興味のない人を五輪キャスターに据えたって番組は面白くならんでしょう。
せっかくだからあの笑顔で「大松尚逸、ワォ!」ぐらい言ってくれるかと思っていただけに、
残念でした。

 フジテレビの中継には文句がまだあります。
試合後半、「金本さんにMVPを獲らせたくてしょうがない」感ミエミエの作り方をしていたでしょう。
あれは何なの?
たしかにダルビッシュからホームランを打ったのはすごいけど、
あんなに金本金本言わなくてもいいでしょうが。
試合展開はその願望に反して、楽天勢大活躍で大逆転、
しかも中継がわちゃわちゃやってる間に代打・山崎さんのヒットであっという間に決してしまった。
まだ試合が決まってもないのに、ベクトルが金本さんを持ち上げる方向に振れすぎているから、
とっさの出来事に対応できんのですよ。
金本さんと山崎さんは、ともに68年生まれの同級生です。
ということは、金本さんのMVPと山崎さんのMVPは同じ価値であるべきでしょう。
しかし、山崎さんの扱いは格段に小さかった。
三宅さんは昔からそういうところがあるし、もっと言うとフジテレビ自体がそうなんですが、
誰かに一方的に肩入れせんと中継が出来んのかね。
筋書きのないドラマ、というけど、その筋書きを、メディア側が勝手に作って誘導するなんてのは
野球に対するたいへんな冒涜だと思うんですけどねえ。

 オールスター一日目が終わった段階で、「なんだかなあ」という感覚はあったけど、
それがハッキリ怒りに変わったのは翌日の放送です。
二日目の放送をしたのは丁BSとかいう局でした。
オレは日本人じゃないから、テレビ局の名前がこれで合っているかはわかりませんが。
この中継はひどかったね。フジなんて比較にならないほどの、もう論外の中継でした。
まず日本代表の話しかしない。
わざわざ代表の選手を引っぱり出してジャパンの話ばかり聞いている。
その間試合はそっちのけです。川上さんなんてマサカリ投法までやったのに
誰も見てなかったから放送上はなかったことになってました。
武田久に至っては名前が一度も出てこなかったもんねえ。投げてるのは稲田かと思いましたよ。
逆にせっかく呼んだ選手に話を聞いている最中、
プレーが進行してしまって呼んだ選手は待ちぼうけ、なんてのもありましたねえ。
とにかく、手際が悪すぎてお話にならん。
野球中継としても、日本代表応援番組としてもどっちつかずの最悪の展開でした。
ゲストのノムさんは孤軍奮闘、田中マー君との会話も微笑ましかったけども、
それ以外はひどかったね。

 特に最悪だったのがあのハーフタイムショーとやらです。あれ、何だったんですかねえ?
別の番組で結成された、こりん星の茂原姫がリーダーの音楽隊、ということでしたが、
何のことはない学芸会以下でした。
まず歌がヘタだった。演奏もあんなもんならそこらへんの小学生のほうがずっとうまい。

 ホントにね、丁BSはもう中継権を返上しなさいよ。何でプロ野球の大事なイベントの邪魔をするの?
番宣がしたいなら、ブースに看板でも立てときゃいい話でしょうが。
なんでお金を払って野球を見に来ているお客さんに対して、学芸会を見せなきゃイカンの?
メンバーには羞恥心の鶴だか亀だかいう人も入ってましたが、
羞恥心を持たなきゃイカンのはお前らだ、とオレは丁BSに言いたいよ。
引っぱり出された茂原姫ご一行こそいいツラの皮ではありますが、いくらなんでもアレはないよ。
 先日のボクシングの試合で、全然関係ない亀だか鶴だかを引っ張り出したのも丁BSだというけど、
この局はホントにスポーツをナメとるね。
鶴亀がたくさん出てきておめでたいか知りませんが、おめでたいのは丁BSの頭ですよ。

 ラジオでオールスターを中継していた文化放送の斉藤一美アナは、
この学芸会が終わった時「ようやく終わりました」と言っていましたが、
オレは斉藤アナよく言った!と思いましたよ。オールスターはお祭りですが、
それは野球を愛するすべての人に対するお祭りであって、
いち中継局が番宣のために好き勝手やっていいようなものではありません。
丁BSは今回の放送を厳に反省してほしい。あんな放送をやっとるようでは、
丁BSは視聴者に見放されてしまいますよ。

 それから、これも付け加えておくけど、国歌斉唱を江沢民とかいう歌手がやったでしょう。
オレは台湾人ですから、日本人の名前はよくわかりませんが、たしか江沢民と言っていた気がする。
なぜ日本の国歌を大陸の国家主席が歌わなければいけないのか。
たしかこの江沢民は先日始球式にピンヒールを履いて出てきて大ヒンシュクを買った気がしますが、
もうちょっと違う人が歌えばいいと思ったのはオレだけですかねえ。
井上陽水さんなんかいいんじゃないでしょうか。
陽水さんは野球狂ですし、やる気はあると思いますよ。
せっかく本人がやる気なのに歌わせてあげなかったら、陽水が腐りますよ。

 オールスターについては胸糞の悪いことがまだあるんですよねえ。
一日目が終わったあと、星野さんがニュースに出とったでしょう。「視聴率ZERO」でしたっけ?
日本代表の中島が顔見せでサードを守らされて、
ボテボテのゴロに突っ込んで一塁へ悪送球してしまった。
オレはね、星野さんはこの件についてはきっとかばうだろうと思っとったんですよ。
「慣れないサードだから。本番までには慣れてくれるだろう」とね。
しかし、あろうことか星野さんは「あの守備じゃ使えんよ」と言い出した。
オレはテレビの前でポカンとしてしまいましたよ。

 あのねえ仙さん、中島の守備が決して上手くないことは誰でも知っとることでしょう。
本職のショートだって危なっかしいんだから。
サードで使うなんてとんでもない、いつミスしてもおかしくないのです。
それを承知で選んでおいて、「あれじゃ使えん」とは何事ですか。
それなら最初から選ばないか、ショートで使えばいいだけでしょう。
西岡もセカンドで取れそうなゴロをヒットにしたり、フライを落っことしたりしてましたが、
西岡が二塁を守るのはWBCとか五輪予選とかしかない。
そういうミスが起こりうることは承知で、コンバートして使ってるわけでしょう。
そしたら、ミスはそういう選手を選び、そういうポジションで使った監督の責任でしょうが。
本番でもないのに「使えん」なんて言うもんじゃありません。

 ハッパをかけているつもりかもしれませんが、中島は意外に細かいことを気にするタイプです。
全国放送でこんなことを言われたら、萎縮してしまうんじゃないかね。
結果、五輪本番で本当に使い物にならなかったら、何のことかわからんでしょうが。
我々見てる側も選手も星野さんを信じるしかないんだから、
こういうハシゴを外すようなことはやめてほしい。
結果が出なかったときに選手のせいにするような指揮官の部隊は全滅します。
オレの心配が杞憂で終わるように、しっかりと選手の士気を高めていってほしいと思います。

 清原さんと山本昌さんについても書きたかったのですが、紙面が尽きましたのでまたの機会に。

第5部 487-488 アレックス・カブレラのオレが豊田さん!10 by408

オリックス バファローズノ カブレラデス サインハ イチマイ ゴマンエン!
(以下、通訳さんの訳)

今日はどうしても言いたいことが出てきたので
予定していた原稿を全面的に差し替えて、お送りしたいと思います。
今日書く予定だった話は次回にお伝えします。
(また何か球界にとんでもないことが起きれば話は別ですが。
 ほら、昔から言うでしょう。「予定は未定」と。
 誰だか知りませんが、上手いことを言う人がいたものですねぇ。)

この二試合(本来なら二連戦でしたが、中止になった試合の振り替えが一日入りました。)
ホークスは南海ホークス時代のユニフォームを着て試合をしています。
ライトスタンドの応援団は、それならということで「南海倒せ」のコールです。
レフトスタンドに陣取るホークスの応援団も、負けじと「近鉄倒せ」の大合唱です。
この球団名が(正しくは会社名と言うべきなのかもしれませんが。)甦ったことは
これまでのパ・リーグの歴史を感じさせるという意味では、
紆余曲折あった負の歴史を差し引いても、喜ぶべきことなのでしょう。

しかし、少しだけ寂しく感じることがあります。
それはトレーニングコーチの米村理コーチの言葉です。
苦笑いを浮かべながら「近鉄倒せ、か。参ったなぁ。」と言うんです。
話を聞いてみると、米村コーチの出身球団は阪急ブレーブス。
そう、オリックス・ブルーウェーブの前身の球団です。

という訳で、もし、このコラムを読んでくださっている読者の中で
ホークスの応援団の関係者や関係者に近い人がいたら、是非とも言って欲しいのです。
「今日は近鉄倒せではなく、阪急倒せにしませんか」と。
聞けば、南海も近鉄もそして阪急も関西を代表する私鉄だと言うじゃないですか。
明日の試合はスカイマークスタジアム、すなわち兵庫県で行われます。
だから是非とも大阪を本拠地とした近鉄バファローズ、すなわち「近鉄倒せ」ではなく、
兵庫県は西宮を拠点にした阪急ブレーブスのために「阪急倒せ」でやって欲しいのです。

それから、読者の皆さんにお願いがあります。
オレは日本語がよく分かりませんし、試合に出ている時は試合に集中しています。
だから、ホークスの応援団が何を言っているのかよく分からんのです。
明日の試合でホークスの応援団が、「阪急倒せ」と言っていたかどうか、
試合後にこっそりでいいので教えて欲しいのです。

もし、米村さんや別府さんが喜んでいれば、それは「阪急倒せ」
すなわち「阪急ブレーブス」が甦ったことの証拠でしょうから。

南海、近鉄、そして阪急。
この3つが揃った時に初めて、パ・リーグにおける関西私鉄対決は
完成するとオレは思うのです。
そしてそれが、今までパ・リーグが歩んできた歴史の証明でもあります。

明日も試合がありますので、今日はこのへんで。

第5部 485-486 ニコースキーの俺がAP通信

ソフtバンクホークス ノ  ニコースキ デース ユーチューブ ミテネッ
(以下門奈さんの訳)

オールスターゲーム、特に第2戦についてなんだが、いいトイレタイムをくれたいい番組じゃないか。
というジョークはこのくらいにして、あれは地上波放送の旧来の発想の限界をきっちり示したといえる。
スポーツをネタに、そこに枝葉をつけるならもう少しうまくやらないとだめだろう。
ジャニーズのバレーボール中継のほうがもっとよくやっている。
(ことわっておくがこれは皮肉ではない。最近のバレー中継に放り込まれるタレント陣は
試合終了まできっちり応援の音頭を取っていると聞くが、これはいいことじゃないか。)

さて、MLBでは戦力外のニュースが相次いでいる。
正直言うと、アメリカ人の私でもこれはブザマだとしか言えない。
これは当人らをからかっているとかではなく、MLBというのは皮一枚はぐと
これだけブザマに人を晒してしまう世界だということだ。晩秋の悲哀を感じるいとまもない。
当事国の人間が言うことじゃないが、こういうドライを極めた、
もっと言ってしまえば拝金主義と言ってしまっていい世界を好きか嫌いかと聞かれると
私は嫌いである。

ナニワブシというのが報われる野球界であってほしいと
願っているのが私のスタンスだ。これは以前から変わらない。
要するに、ドライな選択をした選手のほうが報われる。ウエットな選択をした選手が
決まって貧乏くじを引く、そんな流れに一撃加えるような前例が出てきてほしいと願っているのだ。

彼を引き合いに出すのは間違っているかもしれないが
広島のマエダ選手らはFA宣言を一度もせずにここまで来た。
怪我が悪化を極めるまでは、オガタとマエダは少なくとも2000年あたりの新聞紙上では
FA市場の目玉選手の一人だったのだ。しかし移籍という選択は一度も取らなかった。
契約システムなどの目に見えない色々の事があるのは承知だが、
それでもFA移籍する選手らはしているのだ。しない彼らはしていない。
せめて彼らに、残ってよかったと声高に言わせられるような充実感が
一度ぐらいあってもいいと思うのだ。小さなことだが、そういう事が
それこそ一方通行同然であった選手の選択肢を多様化させてくれるかもしれない。

最近はプレーオフという便利な道具がある。決して届かない距離でもなかろう。
あとは彼ら次第だ。
私は構造的な問題は全部度外視で今回の夢物語を書いている。
あちこちの球団のオーナーにもいろいろあるようだが、そういう話だけでは
スポーツも味気ないものになってしまうからね(了)

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2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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