FC2ブログ

2018-12

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第5部 534-538 アレックス・カブレラのオレが豊田さん!11 by408

オリックス バファローズノ カブレラデス サインハ イチマイ ゴマンエン!
(以下、通訳さんの訳)

宮本大輔君おめでとう!

今日は原稿用紙にこれだけを書いて終わろうかとも思ったのですが、
さすがにそれではあまりにも手抜きと言うものです。

オレは西武にいた時に彼と対戦しているのですが、
度胸が良いんでしょうねぇ。150km近いストレートをドンドン投げ込んできた。
近鉄にはイキのいい投手がいるんだなぁと思ったものです。
ところが、2006年に難病に指定されている黄色靭帯骨化症という病気を発症していることがわかった。
そこで球団は1年間かけて治療とリハビリに取り組んでもらおうということで、
昨年は育成選手として契約したのです。
そしてこの度の支配下選手復帰・1軍登板となった。
つまり、育成選手という制度が双方にとってうまく機能した訳です。

ということで、今回はこの育成選手に着目してみたいと思います。

日本で「選手を育てる」ということに着目したと言えば、
オレは、広島東洋カープが運営しているカープドミニカアカデミーを思い出します。
ドミニカ共和国の原石を、自分たちの手で育てようというのです。
そして、見込みのある選手と正式に契約しようという仕組みですから、
まさに育成選手の先駆けだったと言ってもいいでしょう。

ドミニカアカデミー出身の選手と言えば、今はシカゴ・カブスに在籍している
アルフォンソ・ソリアーノが有名ですが、彼の場合はメジャーで開花した選手ですので
話が少し異なります。(彼についての話は、そのうち菊地原が話してくれるでしょう。)

では、アカデミーの最高傑作は誰なのか?
オレはロビンソン・チェコ投手(1995年~96年)を推したい。
150kmを超えるストレートとキレの良いスライダーであっという間に15勝。
衝撃的な選手でしたねぇ。
しかし、95年のシーズン後半戦あたりからどうにも雲行きが怪しくなっていた。
何でも来季の年俸に2億円払えと言う。それがダメならメジャーリーグに移籍だと。
(誤解のないように言っておきますが、チェコ投手本人が言っていたのではなく
 代理人のダン野村氏が要求したものです。)
馬鹿なことを言っちゃいけない。
当時のカープの選手には年俸が2億円を超えている選手なんて1人もいなかった。
(大野豊さんでさえ1億1200万円でした。)

この騒ぎは「超」が付くほどの紆余曲折を経て解決しましたが、
最終的にチェコ投手が97年からメジャーリーグへ移籍することになり、
ドミニカアカデミー事業は、無理なんじゃないかと疑う声がこの頃からチラホラ出てきた。
(今では、アカデミーの規模は大幅に縮小されているそうです。
 なんとも厳しく、そして寂しい話ですねぇ……。)

さて、ドミニカアカデミーの成否はともかくとしても、
外国人選手を自前で育てようという動きが、少ないながらも他球団にも出てきた。
最近では、横浜ベイスターズに在籍していたセドリック・バワーズが典型例でしょう。

ところが、球団は2~3年かけて育成する予定だったのに、
バワーズが1年目から予想以上の活躍をしてしまった。
球団やファンが喜んだのもつかの間、
2年目のシーズンには、四球から崩れるパターンがあまりにも目立ったため、
アッサリと斬られてしまった。なんとも勿体ないことをしたなぁと思いますよ。

1年目の活躍で、求められるレベルが高くなってしまったが故の解雇だったのか、
それはオレには分かりません。
(その後、楽天に移籍しましたが怪我続きで1軍昇格は無く1年で退団、
 現在はコロラド・ロッキーズで野球を続けているそうです。)

前振りが長くなってしまいましたが、これまでは選手の育成と言っても、
支配下選手枠を一つ裂く必要があった。
選手枠もそうですし、選手に支払う年俸など(最低年俸は440万円)を考えると、
どうしても、長い目での選手育成というのは難しいらしい。
(早めに辞めさせないと、第二の人生が歩めないという理由もあるそうですが、
 これは今回とは別次元の話です。)

これじゃあイカンということで、選手の育成にもっと力を入れようという話と
企業チームの活動休止などで、行き場を失ったアマチュア選手の
チャンスを増やそうということで、この制度が出来た。

これね、確かに制度の趣旨としては良いですよ。
ただ、どうも中途半端な印象を受けるんですよ。
こういう制度を導入するなら、思い切って支配下選手枠を撤廃してしまうぐらいの
思い切った行動を採っても良かったと思うんですがねぇ。

というのも、かつて中日ドラゴンズが、金本明博投手の処遇を巡って
大揉めに揉めたことがあったでしょう。
この問題も、何のことは無い。原因は支配下選手の人数。
何しろ、金本君が野手に転向しても今すぐに1軍に上がれるレベルじゃないという。
それなら、育成選手として2軍でじっくり育てようじゃないかということになった。

しかしこれ、例えば支配下選手枠が70人ではなく75人だったとしたら、
金本君は今も2軍で支配下選手のまま育成されていたと思いますよ。
ひょっとしたら今頃、1軍でデビューしていたかもしれないよねぇ。
身体能力が高く、センスの塊だったと聞くし。

この問題の根本的な理由は何か? 実は問題は支配下選手の人数制限だけではない。
要するに、中日球団が欲張ったからです。
金本明博君という一級品の素材は育てたい(手放したくない)、
支配下選手枠を一つ空けて、ペナントレースに備えたい。
あれも欲しいこれも欲しいと言っているうちに、金本君は嫌気が差して球界を去ってしまった。
結局、ゴタゴタを起こしたことで、中日フロントには悪いイメージだけが残った上に、
荒木君の後継者候補の1人を失っただけで、何の得にもならなかった。
これこそ、弱り目に祟り目。

これらのことから言える事は何か?
要するに、人間は何事も欲張ったらイカンのです。
二兎追う者一兎も得ずと言うでしょう。
チェコ投手の時は、代理人が欲張ったと言えるでしょうし、
セドリックの場合は、球団が(あるいは現場が)セドリックに求めるレベルを欲張った。
(日本人の投手だったら、あんなに早くクビを斬っていたか?
 おそらく斬っていないだろうねぇ。)
金本君の時は、フロントが欲張った。

今、育成選手上がりで何かと注目される選手は多いですが、
ここでは、阪神のアーロム・バルディリス君の話をします。

彼の働きぶりは、オレのところにも伝わってくるけれど、
バッティングは2割そこそこで、決して良い数字ではない。
その代わり、守備では何度もチームを救うプレーを連発しているとか。

いいですか。フロントも現場も、そしてファンも欲張らないことです。
「彼は打てないから使い物にならない」なんてことを言っちゃいけません。
堅実な守備がどれだけチームに貢献しているか。
向上心溢れる真面目な性格の外国人選手を探してくることがどれだけ大変か。
この2つを兼ね備えているだけでも、年俸分(1000万円)の価値はありますよ。
これに加えて打撃を求めれば、それはハッキリ言って贅沢と言うものです。
彼は、もともと長い年月で育てることを目的とした「育成」選手だったんです。
決して、大物メジャーリーガーのような「即戦力」の選手ではない。

多くの球団が育成選手と契約していますが、
各球団とも「育成」という言葉の意味を考えて、長い目で選手を見て欲しい。
(怪我持ちの選手の場合、どこで見極めるかという問題もありますが)
多くの野球選手の原点でもある高校野球は3年(2年半)の月日があるのだから、
最低でも、それぐらいは時間をかけて育てるという気構えが欲しいなぁ。

さて、後半戦が始まり、バファローズにはファンや監督はもちろんのこと、
フロントまでもが復帰を待ち望んでいた期待の選手がようやく1軍に帰ってきました。
実力はあるのに怪我に悩まされたりして、最近のシーズンは本来の力が発揮できていませんでしたが、
このほど、長い2軍での調整を終えて1軍に戻ってきました。
彼がいれば、打線の厚みが増し、得点力の向上につながります。
そして、彼が1軍の試合に出ることを強く望んでいるお客さんがたくさんいます。

彼とは、そう、濱中治君のことです。1軍復帰おめでとう。
スポンサーサイト

«  | HOME |  »

プロフィール

邱俊雄

Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。