2017-11

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第5部 574-578 許銘傑のオレが豊田さん!2-60 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)
 
 オリンピック、熱戦が繰り広げられていますが、
野球日本代表は無事決勝トーナメント進出を決めました。まことにおめでとうございます。
昨日の中国戦は楽に決めることができましたが
(涌井のピッチングも今日はほぼパーフェクトでしたね)、それまでは本当にドキドキした。
とにかく打線がつながらない。あれだけの選手を並べてもつながらんのだから、
野球ってのはわからんもんですよ。
 投手も、エース・ダルビッシュがまったくもって本調子から程遠かったでしょう。
台湾戦の涌井だってそうですよ。途中からようやく良くなりましたが、
初めはランナーを出しまくりのグダグダだった。
 国によっていろいろな野球の形もあるでしょうが、日本の野球はやっぱり守りがベースです。
投手がしっかりした投球をしていかないと、そのリズムは打撃にも影響してくるんですよ。
 こういった短期決戦で投手がピリッとしない時は、
スパッと先発をあきらめて二番手の投手に切り替えるのも手です。
試合数が少ないし、なんといってもプレッシャーのかかる大舞台、
必ずしも日頃の実力や格などがそのまま反映された成績になるとは限らない。
その日の調子や、マウンドの合う合わない、使用球の合う合わないなどで
結果はガラリと変わってくる。
どんなピッチャーでも「投げてみるまではわからない」ものなのです。
ダルビッシュのような大エースでもそれは同じで、ペナントレースじゃないんだから
「投げてる間に調子を取り戻す」なんてのどかなことを言っているヒマはない。
とにかく、この一戦を取るんだ、という勝利への明確な意図をもった采配が必要なのです。
 アテネでは「全勝」なんてくだらないプライドを煽って、
結果どうやってもオーストラリアに勝てずに負けてしまった。
今回はそれを戒め、「戦略的に勝つ」ことが目標のように言われていました。
しかし、「全部勝つ必要はない」のと「何が何でも勝ちにいく手を打たない」のは
まったく別の次元の話です。
キューバ・韓国・アメリカの3ヶ国に対しては
すべてを尽くして勝ちに行かなければいけない試合だったはずです。

 そういう意味ではここまでの星野さんの采配は決して短期決戦向きではない。
キューバ戦ではせっかく同点にしたのに、
ヨレヨレのダルビッシュを引っ張って無死二三塁のピンチを招いた。
慌てて投手を交代したものの、出てきたのはリリーフの経験がない成瀬でした。
次打者デスパイネは右打者にも関わらず、です。
案の定成瀬はデスパイネにタイムリーを浴び、2点を失ってしまいました。
成瀬もその後はしっかり抑え、カナダ戦では抜群のピッチングをやってのけただけに、
なおさらあの場面での投入は疑問符がついた。
 みんな言ってることですが、成瀬を出すなら回の先頭から出すべきでしょうが。
ピンチを招いてしまったのであれば、あの場面で出すべき投手は藤川ですよ。
または、百歩譲って田中マー君です。
最近はあまりリリーバーのことを「ファイアマン」と言わなくなりましたが、
藤川・岩瀬さんの二人に求められる役割はまさにこの「ファイアマン」でしょう。
8回を抑えることが重要なのではなく、火ダネを大火事にしないように消すのが大事なのです。
それを、岩瀬さんが7回、藤川8回、上原さんが9回という形にこだわるからあんなことになる。
出し惜しみをして点を取られて、結局藤川やら岩瀬さんやらを使わない、となったら、
何のことかわからんじゃないの。
韓国戦だって、和田を引っ張って同点に追いつかれたでしょう。
あれだけで済めばよかったんだろうけど、9回のお笑いで勝ち越されてしまった。
結果的には野球に関しては兄貴分のはずの日本が、
弟分のはずの韓国にブザマな野球で負けてしまったのです。
WBCのときはまだ締まった試合だったけども、今回は本当にグダグダでした。
国の代表があんな試合をしとったらつまらんですよ。

 スタメンの組み方もよく意図がわかりません。
たとえば森野ですが、森野の役割はユーティリティでしょう。
勝負を賭ける代打を出す時に、あとの守りに気を遣わんでいい、というところで
その真価を発揮する選手です。
バカ当たりしてるわけでもないのに、なんでスタメンで使い続けたのかねえ。しかも3番でしょう。
打てばいいけど、いつも森野で打線が途切れとるもんねえ。

村田も、まったくもってタイミングが合ってないにもかかわらず、昨日までスタメンを続けたでしょう。
さっきも言ったけど、ペナントレースじゃないんだから、
ひとりの選手の復調を待ってる余裕はないんですよ。
 阿部と里崎の使い方もわからん。捕手3人制をしいて、片方をDHで使ってますが、
本塁打も打ってるGGはどうしたの?
どうしてもレフト森野なら、DHGGで十分なスタメンでしょうが。
韓国戦の最終回では、同点の大チャンスで里崎に代わって森野を出してましたが、
ああいう場面では異常な強さを発揮する里崎を代える必要があったかどうか。
中島だって調子がいいのに、やたらと9番で使いたがるでしょう(昨日は3番で使ってましたが)。

 勝利に向けての強力な意志をもった采配である、というのが見てる側に伝われば、
結果が出なくても納得がいくんです。
史記にも断ジテ敢行スレバ鬼神モコレヲ避ク、というでしょう。
しかしいまは、ただ漫然と選手を並べて棒切れを振り回しているようにしか見えんのですよ。
中国戦は勝ったからいいよ。しかしこれからは厳しい戦いが続く。
あんな状態ではメダルもおぼつかんよ。
この前のカナダ戦だってそうです。結局勝ったからよかったようなものの、
1点差の9回に無死三塁から無得点なんてどういうこと?
選手の調子が悪いならスクイズでも犠牲フライでもエンドランでもいいじゃないですか。
「殺す気か」なんて星野さんは言っていたけど、何もしなかったのは星野さん自身じゃないの。
4回までに2回もゲッツー打ってるわけで、ひとりもランナーが出なかったわけではないでしょう。
 高杉晋作は「おもしろきことのなき世をおもしろく」と言い、
野村望東尼がそれに「すみなすものは心なりけり」と続けたそうですが、
「つづり合うことのなき打線をつなぎ、点にするのは采配なりけり」ですよ。
たしかに出塁自体も少ないけど、それをうまく点にしていかなきゃどうにもなりません。
 どこかの誰かさんみたいにヘンに動いてバッカじゃなかろかになってしまっては元も子もないけど、
少なくとも行き詰まりを打開するためにもっと動いてみたらいいんではないでしょうか。

 オリンピックに関しては結論が出るまでは黙ってようと思ったのですが、
あんまり不甲斐ないので口を挟んでしまいました。
135年の歴史を誇る日本の野球がこんなもんだと世界中に思われたらつまらんでしょうが。
ご存じのように、韓国はもう日本と遜色ない力をつけていますし
(金廣鉉なんか、あんないい左投手は日本にもそうそういません)、
タイブレーク制の産物とはいえ、中国代表が台湾代表に勝つ時代になったのです
(本筋からズレますが、あの最後のエラーは何だったんですかねえ。
 常識では考えられないプレーで、見ていてめちゃくちゃハラが立ちましたよ)。
その台湾も韓国相手に素手の殴り合いで、負けはしたものの1点差ゲームでした。
韓国だってここまで予選全勝で、日本にも、アメリカにも、台湾にも、キューバにも勝っている。
 予選の時にも言いましたが、もはやアジア各国に百戦百勝出来るチームなどないのです。
基礎的なレベルは各国ともに身についてきた。
ここから先は、踏んだ場数と勝利への強い意志と、ほんの少しのミスによって勝ち負けが決まります。
そのミスが制球ミスなのか、甘い球をとらえそこねたミスなのか、はたまた采配ミスなのか、
何にせよミスがひとつ出るだけで一気に試合の展開が左右される。
板子一枚下は地獄、慎重な野球が求められます。
 我らがチャイニーズ・タイペイは残念ながら決勝リーグに進むことはできませんでしたが、
かくなる上は、何としても日本にアジアの野球の素晴らしさを見せ付けてほしいのです。
星野さんのその手にアジアの野球全体の名誉がかかっている(韓国もいますが)。
決勝は是非日本と韓国でアジア対決といこうじゃないの。
星野さんは勝って来るぞと板橋区、離れて遠き満州で、野末の石の下、では困る。
慎重かつ大胆な采配で、必ず勝って帰ってきてくださいよ。

 この五輪のさなか、清原さんが今年限りの引退を正式に表明されたとか。
キヨさんに対しては言うべきことはすでに先週言っているから、とくにオレのコメントはありません。
とにかく、オレが見たいのは清原和博という男の「弁慶の立ち往生」です。
野球と言うものに賭けるキヨさんの想いのすべてをこのシーズンにぶつけて欲しい。
そして、願わくば、あの大きなホームランをあと1本でも多く見たい、と思います。
 甲子園では大阪桐蔭が優勝しましたが、その大阪桐蔭出身の中村剛也あたりに、
清原さんのことはじっくり見ていてほしい。
今年、このまま行けばおかわりクンはホームラン王をとるかもしれません。
野球選手にはタイトルをとらなければ得られない経験と、
タイトルをとれなかったからこそ得られる経験があります。
その、タイトルを取れなかった経験の象徴が清原さんを形作っていると思うのです。
清原さんを見て、「パの4番」に必要なものとは何なのかをしっかり学んでほしい。
そうすれば、中村だけに限らず、片岡や細川などにとっても、
将来日本代表に選ばれるようなことがあったときの糧になると思います。
日本野球はいまやただ日本のみの野球にあらず、世界の日本野球なのです。
代表選手は日の丸を背負って、代表でない選手は世界トップレベルの野球リーグの構成員として、
おのおのの立場に恥じないプレーをしてほしい。
とにかく今は、来週の今頃には結果が出ているであろうオリンピックの至高の対決が、
何よりも楽しみです。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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