2017-11

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第5部 608-612 許銘傑のオレが豊田さん!2-61 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 いやあ、野球日本代表はひどかったですねえ。
こんな原稿を書かなければいけないことが、オレには一番哀しい。
あんなに情けない結果になるとは思わなかった。
そりゃ、選手は全力でやったかもしれませんが、結果がまったくついてこなかったでしょう。
ナンボ全力を尽くしたって、あんなに勝負どころでドカドカ打たれたり、
ミスばっかりやっていてはどうにもならん。
前日に、女子ソフトボールがあんなに素晴らしい試合をやったからこそ、
余計に情けなさが際立ちましたよ。
金曜日はガッカリするやら腹が立つやら、一日中何も手につきませんでした。
 オレは国内の、たとえば日本シリーズやプレーオフで
どこかが情けない試合をしたからと言ってこんなことは言ったことがない。
パリーグのレベルが低い、なんて言われた日には烈火のごとく怒ってきました。
しかし、今回の北京オリンピックの野球に関しては、大げさに言えば日本の野球界の、
そして世界の野球の今後が賭かっていた。
せっかくWBCで日本が劇的な優勝を果たして、
世界における日本野球の位置は大幅に押し上げられたのに、
今回の結果も、やった野球も、時代に強烈なバックスピンをかけるものでした。
みんな一生懸命頑張ったもんね、良かったね、なんてママゴトをやっとる場合じゃない。
第2回のWBCは目の前ですよ。
 オレも大急ぎで今回の分析と、未来に向けての提言をやらないといけません。
オレは台湾人ですから、中国の古典っぽい分析の仕方をしてみようと思いますが、
今回の日本代表は「21の敗着」によって負けた、とオレは思う。
やたらとたくさんあるように思えるかもしれませんが、
ミクロからマクロまで考えればそれぐらいの数はあるのです。

 まず、ミクロなところから選手の犯した敗着。
 のっけから精神論になりますが、1「WBC、女子ソフトに比べて気合が足りなかった」。
これは皆さんそう思えたんじゃないでしょうか。
女子ソフトのあの息詰まる熱戦を見るにつけ、オレはホントにそう思いましたよ。
ソフトはベンチも明るかったし、気迫にあふれていたものねえ。
反対に、野球日本代表のほうは点でも入らなければいつもお通夜みたいだったでしょう。
やはりベンチの雰囲気というのは大事なんですよ。

 つづいて、2「結果が出ていないときに自らの力で状況を変えられる選手がいなかった」。
森野も村田もたしかに不調だったのですが、
ベンチ入りの人間を入れ替えることはできないのですから、
自ら不調を脱するための方策を取れなければイカン。
ダルビッシュと新井ぐらいですかねえ、不調から立ち直ったのは。
そのマネジメントが出来なかったのも明らかな敗着です。
 そして、3「流れを引き寄せる劇的なワンプレーを作れなかった」。
WBCの時は松中さんのヘッドスライディングやら、川崎の神の右手やら、
負けの原因になったものの結果的には日本の結束を高めることになった
ボブ・デービッドソンの誤審やら、日本にさまざまな面で流れを変えるビッグプレーがあった。
それにうまく乗れたから勝てたのです。
今回の日本代表にはそういうプレーはなかった。
見てて流れを逃したな、と思うことばかりだったもの。
唯一、韓国戦で李承の2ランが出た直後、
センター青木が壁に激突しながら大フライをつかんだのはナイスプレーでしたが、
その後のGGの落球ですべてがオジャンです。
これも、流れをつかみきれなかった場面のひとつです。
 さらに、4「すべてのプレーが雑だった」。守りにもミスが出たし、牽制でも刺されたし、
併殺だらけだったでしょう。
ご存知のように日本は劣っているパワーを緻密さでカバーして世界と戦ってきた。
今回のようにあんなにミスをしたら勝てませんよ。
さらでもミスをすれば流れも向こうに行くんですから。

 選手についてはこの程度で止めておきましょう。
個別の選手に関しては全力を尽くしたのでしょうし
(まさか、尽くさんかった選手がいるとは思えない)、まあ仕方がない。
 次はコーチについてです。コーチについてはとにかく5「無為無策」これに尽きる。
田淵さんと山本さんは何のためにいるのか全くわかりませんでした。
打線があんなに調子が悪いのに、抜本的な対策は打てないままだった。
新聞やテレビでも、この二人に戦術について聞いたり、
選手の調子を聞いたりしてるのを全く見ませんでした。
恐らく、メディアもこの二人は何もしとらんな、と思ったから聞かなかったのでしょう。
やっぱり仲良しチームじゃどうにもならんということです。
何もしとらんから、敗着も「何もしなかった」というひとつしかありません。
ただしその罪は相当に重い。

 続いては監督についてです。当然ですがここが一番の分量になります。
戦略面においても、戦術面においても、文句が山ほどある。
 6「無為無策のコーチを選んだ」。コーチに対しては無為無策であると批判しましたが、
そのコーチを呼んできたのは監督です。
そのコーチに無為無策のまま最後までやらせたのも監督です。
仲良しオッサン3人組の北京旅行じゃないんだから、仕事をしなさいよ。
 7「選手選び、構成が間違っていた」。
ちょうど一ヶ月前、代表が発表になった時の第56回でオレは、
「星野さんが選んだんだからそれを信じるしかない」と書きました。
しかし、「失敗した時はボロクソです」とも書いた。
なんでそんなことを書いたかと言えば、
あの代表メンバーにオレは足りんところがあると思ったからで、危ないな、と思ったのです。
そして、実際の試合ではまさにその部分でミスが続出した。
結果論で手柄誇りをするつもりはないけど、キチンと反省はしなきゃイカン。
まず外野手が4人というのはいかにも少なかった。
ひとりはスーパーサブとして使うべき森野であり、
外野に転向して日の浅い、しかもライトしか守ったことのないGGが3人のうちの1人です。
結果、GGは慣れないレフトで守備でミスをし、
完全にプレッシャーに押しつぶされてしまって、ミスを重ねました。
リリーフ専任の投手も明らかに少なかったでしょう。
結果、中盤から終盤にかけてボコボコに打た続けることになった。
このへんはまた後でも書きますが、そもそも選手構成がおかしかったのです。

 そして、ここからは監督の敗着の中でももっとも重要であり、
もっとも致命的だった采配についてです。
まずは、先週も書いた、森野・村田の先発起用に代表される
8「選手の調子を読みきれなかった」こと。
いつまでもこの二人を引っ張ったことがチームの不調を拡大したと思う。
 さらに9「打順の組み方にセンスがなかった」ことも指摘したい。
数少ない絶好調状態だった中島をずっと下位に置いていたし、
先述の森野村田をいつまでも分けて置いておいたことで打線が分散し、
結局どこから始まっても点が取れない打線になっていた。
あんなときは、好調の打者を固めてそこで点を取るようにしないと勝てません。
WBCのときだって、打線がつながらんと思ったらすぐイチローさんを三番に置いたでしょうが。

 つづいて10「投手交代が悪かった」先週も書きましたが、キューバ戦のダルビッシュの代え時、
それから韓国戦での和田の代え時、準決勝での成瀬・川上さん・藤川さん・岩瀬さんの投入。
すべてにおいてセンスが無いとしか思えない。
とくに、準決勝での岩瀬さんの投入はもう完全な敗着です。
なんであそこで岩瀬さんで抑えられると思ったのかもわからん。
選手構成のところでも書きましたが、リリーフ専任投手が3人しかおらず、
うち上原さんはシーズン中あんな調子で、藤川はWBCのときも打たれており、
岩瀬さんは今大会絶不調。シーズン中もそう良くなかった。
結局、あの場面で岩瀬さんを出さざるを得なかったことが負けを確実にしたのです。
その後に投げさせられた涌井こそいい面の皮ですよ。
 投手交代の話とも、メンバー構成の話とも関係してきますが、
11「先発とリリーフの役割づけがメチャクチャ」というのもありました。
結局全9試合の中で、先発した投手はダルビッシュ、涌井、杉内、和田、成瀬と5人いましたが、
このうち成瀬、ダルビッシュ、涌井の3人はリリーフでも登板している。
さらに、杉内や和田もたびたびブルペンに入って肩を作っていたし、
この二人は作っただけで結局登板しなかった。
そういう調整に慣れているリリーフ投手ならともかく、
普段キッチリとした間隔で調整している彼らエース級の投手が、
こんなムチャクチャな起用をされて力を発揮できるわけがありません。

 やっと半分終わったところで、星野さんにはまだまだ言いたいことがあるのですが、
残りは来週に回しましょう。
分析より先に結論を言っておかないと間に合わんことが出てきたからです。
 WBCの監督について、星野さんに大会前に関係者から水面下で打診があったらしい。
これも軽率ですが、まさかこんなブザマな結果になるとは思わんから、
まだ気持ちはわからなくもない。
しかし、これについて日本に帰ってきた星野さんは満更でもないようなリアクションをしている。
「リベンジ」だとか「名誉挽回」だとか
「やらせてもらえるならやりますが」的な色気を完全に見せているじゃないですか。

 冗談じゃない。第58回でも書きましたが、
指揮官の悪い部隊は全滅する(この言葉は軍隊用語に見えますが、鶴岡親分の言葉ですよ)。
もちろん、今回の惨敗に関して言えば、他にも悪かったところはあるでしょう
(それに関しては、来週触れます)。
しかし、誰が一番悪いかといえば、完全に星野さんです。
本来なら、「すべて私が悪うございました、身を引いてつつましく生きますから、
来年のWBCは他の監督でやっていただきたい」というのが当たり前でしょうが。
少なくとも、「男・星野」なんていうキャッチフレーズを持ってた人間なら、ウソでもそうするはずです。
潔くなくて、何が「男」ですか。
オレは初めから星野さんの言うことなんてひとつも信用してませんでしたが、
これにはホトホト呆れたよ。

 それから、またぞろ出てきた例のナベ田ツネ衛門さんが星野さんを推しているらしいねえ。
「欠点はあるかもしらんし失敗したかもしらんが、星野くん以上の采配を振るう人間がいるかね。
 いたら教えてほしいよ」なんてことを言っているでしょう。
じゃあ言わせてもらうけど、原さんは最高の監督じゃないのかね。
最高の監督じゃない人間に自分のチームを任せているの?
あのね、星野さんに何とか結果を出させて、世間の星野さんの評価をピークにしたところで
巨人に引っ張ってきて人気復活、というシナリオが
あまりにも見え透いているのがオレには気持ち悪くてたまらん。
WBC日本ラウンドの主催を読売が持っているから、この人に口を差し挟む余地があるんですが、
もうお願いだから日本野球を読売の意向でグチャグチャにするのはやめてほしい。
星野さん以上の采配を振るう人間なんていくらでもいるでしょうが
(この候補についても来週、具体的に例を挙げて検討します)。

 とにかく、男・星野のバケの皮は完全にはがれて、
その中身が完全に白日の元に晒されたのですから、
もう星野さんを利用して人気を得ようなんてのはやめたほうがいい。
同時に、WBCはディフェンディングチャンピオンチームとしての戦いになるんだから、
恥ずかしくない戦いを出来る人を選ばないといけません。
 怒りを抱いている人は、その怒りをどうにかして読売やNPBに伝えましょう。
野球は監督のものではなく、主催者のものではなく、
まず何よりもファンの皆さんのためのものなのですから。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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