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第5部 946-951 アレックス・カブレラのオレが豊田さん!15 by408

オリックス バファローズノ カブレラデス サインハ イチマイ ゴマンエン!
(以下、通訳さんの訳)

CS第1ステージで負けてしまったため、オレ達のシーズンは一足も二足も早く終わってしまいました。
そういう訳なので、帰国させてもらったのですが、
日本球界は、どうにもオレをノンビリさせてくれないねぇ。
何ですか、この目まぐるしさは? 原稿を書くペースが追いつきませんよ。まったく。
おかげで、乗馬も料理もする暇が無いじゃないの。
とはいえ、この惨状を嘆いていても仕方ありません。
オレ自身、書かずにいられないことが山ほど出てきたからです。

「人間、正しい努力をした者が勝たなければならない」というのが
今、イーグルスで監督をされている野村克也さんの持論だそうです。
これは、つまり「正しい努力をした者が勝たなければ(勝つ世の中でなければ)、
努力をする者がいなくなってしまう」という意味だそうです。

高校卒業後、「壁用(ブルペン捕手)として、入れておけ」という
鶴岡親分の一言から始まったとされる野村さんのプロ野球人生ですが、
野村さん自身がプロの世界で生き残るために、死に物狂いの努力をしたことは、
あまりにも有名な話だと思います。
この言葉は、そういう野村さんだからこそ言える一言だと思うのですが、
読者の皆さんはいかがでしょうか。

オレがこの野村さんの言葉を持ち出したのは、他でもありません。
この言葉が、オレを含めてバファローズの選手とオーナーの奇妙な構図を表していると思ったからです。

関西地方の方々は、覚えておられるかも知れませんが、
CS進出が決まった翌朝のNHKのニュースで北川さんが
「合併してから悲願だったCS進出を果たせて嬉しい」と答えていたんです。
オレはね、北川さんのこの言葉を聞いて
「ああ、やっぱり辛かったんだなぁ……。」と思いましたよ。
北川さんの経歴についてはオレが今更ゴチャゴチャ言うまでもないことですが、
地元兵庫県の出身で、しかも阪神タイガースに入団し、
近鉄バファローズにトレードされてから開花した、いわば地元関西のスターです。
その北川さんが所属している近鉄バファローズを潰したのが、
これまた地元も地元、兵庫県に本拠地を構えるオリックス・ブルーウェーブです。

この合併という最悪極まりない愚策は、
近鉄バファローズの経営体質にも問題があったという話を聞きますが、
要するに、最終的な原因はオリックス・ブルーウェーブの球団フロントが
チームを強化するための正しい努力をしようと考えなかったからだと思う。
野手陣では、イチローが抜け、田口さんが抜け、アリアスが抜け、
藤井康雄さんが引退し(2002年の話です)、塩谷和彦さんが入ってきた。
投手陣では、加藤伸一さんが抜け、木田さんも抜けた。
加藤さんという師を失った戎信行もいつの間にか勝てなくなり、ヤクルトにトレードされた。
やがては打線を強化したいからと言って、ローテーションを守れるヤーナルを斬った。
ヤクルトから「強奪」したマック鈴木も、今一つ育て切れなかった。
こういう流れで、投打のバランスが極端に悪くなり、
チームの成績はあっという間に急降下してしまった。
(あの頃、オーティズの守備は酷かったよねぇ。)

じゃあ、チームを強くするにはどうすれば良いのか?
そして導き出した結論が球団合併です。
要するに、両チームのイイトコ獲りをしようという訳です。
近鉄の投手陣には岩隈君がいたし、まだ若かったジェレミー・パウエルもいた。
(パウエルはホークスを解雇されちゃいましたねぇ。残念。)
打線は、ローズさんや中村紀洋がガンガン打ちまくっていた。
これはどうしたって、魅力的なチームに見えますよ。

合併話についての話はキリがないので、このへんにしますが、
要するに「イイトコ獲り」をすれば、チームが強くなるだろう、
お客も2倍になるだろう、そうすれば儲かるだろう(近鉄は赤字が解消できるだろう)という
なんとも安直な発想でした。

ちなみに、この事件で伊原さんがブルーウェーブの選手を
「サインを書くヒマがあるならもっと練習しろ!」と叱り付けたけれど、
本当は、伊原さんも選手のことが心配でたまらなかったんだと思う。
何故なら、合併話がなくなったとしても、不甲斐無い試合しか見せることが出来なければ、
ファンの方々からは「何のために合併を阻止したのか。」と言われてしまう。
伊原さんはそれが怖かったんだと思うよ。
あの人にとって、プロの選手とは勝つことが一番なんだから。

この合併という策が正しかったのかどうか、オレは経営学だの経済学だのは
まるっきり分からないから黙っておくけれど、今年2位になったことで
今のオリックスの宮内オーナーは、正直ほくそ笑んでいると思う。

オレはね、今年1年間をバファローズの選手として過ごしましたが、
ふと思うことがあるんです。
まず、選手としての喜びは勝つことです。
一つ一つの勝利が積み重なって優勝できれば、これに勝る喜びは無い。
しかし、チームが勝つということは(今のオリックスにおいては)
この最悪の愚策を正当化してしまうことになると思う。
ということは、オレ達、バファローズの選手は勝ったらイカンということになる。
けれど、選手の立場で考えれば、試合で勝つために日々最善を尽くし、
少しでも良いプレーをしなければならない。端的に言えば、これが生業だからです。
ところが、合併球団は勝ったらイカンと言われてしまうと、
こんどは選手の存在理由そのものが問われることになる。
オレは来年以降、どんな顔をしてグラウンドに立てば良いんですかねぇ……?

それでも、オレはまだいい。
いざとなったらベネズエラに帰れるし、息子のラモンも大きくなった。
しかし、北川さんに代表されるように日本人の選手は、
今後も合併という経営陣から勝手に背負わされた十字架を
背負ってグラウンドに立たなければイカンのですか?
評論家たちから「バファローズは今年も勝てない」と
言われ続けなければならんのですか?

普段は笑顔がトレードマークの北川さんがNHKのニュースで見せた、
どことなく硬く緊張した顔をオレは忘れんよ。

選手は誰のために野球をやるのか。
答えは人によって違うだろうけれど、球団のオーナーや監督のためではないということは
選手が100人いれば99人までは答えるでしょう。
伊原さんはブルーウェーブの監督に就任した時、選手にこんな話をしたそうです。
「選手は自分のために野球をしなさい。そして大切な人のために野球をしなさい」と。
今のバファローズに向けられる目は厳しいものがありますが、
オレもオーナーのために野球をするつもりはありません。
自分のため、家族のため、そして何よりファンのために野球をするのです。

ついつい、自分自身の話が長くなってしまいましたが、
オレの悩みなんてどうでもよくなるくらいの大事件が起こりました。

NPBは、ドラフトで指名を拒否して海外の球団に直接入団した選手を
一定期間、指名凍結選手として扱うのだという。
あのねぇ、NPBのエライさんたちは、奢り高ぶるのもいい加減にしなさいよ。
この期に及んで、そんなふんぞり返った態度をとってどうするの。
これは「我々がせっかく指名してやったのに、それを拒否するとは何事だ」と
言っているも同然ですよ。

とはいえ、あれこれ言う前に考え直さなければならないのは、
日本の球団がアマチュア選手を指名するための前提条件である
プロ野球志望届が、一体どこまで有効なのかということです。

まず、プロ野球志望届とは一体何か、という話になりますが、
プロ野球志望届とは、どうやら日本のドラフト会議で
日本の球団に指名されるために必要な手続らしい。
ということは、海外の球団だけと交渉するなら、
プロ野球志望届は提出する必要がないとも考えられるのです。
(志望することを想定しているのは、日本の球団なんだから)

そもそも、田沢投手がプロ野球志望届を提出していたのか?
確かに指名拒否宣言をしたことは記憶に新しいですが、
実は肝心のプロ志望届が出ていたのかどうかが、今一つハッキリしない。
だいたい、現在のプロ志望届は日本球界におけるドラフト会議を念頭に置いたものだから
海外の球団とだけ交渉するなら、田沢投手はプロ志望届を出さなくても良いことになる。
だとしたら、田沢投手がここまで異端視される理由は、無いようにも思える。
日本球界のおエライさん方は、そのあたりをちゃんと理解しているんですかねぇ?

新しく出来る規制も「日本球界の指名を拒否して、海外に渡った選手」が対象なんだから、
日本の球団に指名されなければ、この要件は成立しない。
ということは、日本の球団に指名されるにはプロ野球志望届を提出していなければならない。
要するに、オレの解釈が間違っていなければ、穴だらけの規制なんですよ。

さてCSではライオンズとファイターズが熱戦を繰り広げていますが、
開幕直前に、ボカチカと打撃コーチが何やら騒ぎを起こしたらしいね。
これについては、わざわざ紙面を割く必要は無いと思っていたのですが、
どうにも打撃コーチの行動で疑問を感じたことが一つあったので、
今日は、それについてだけ話をします。
ボカチカが練習メニューを変更したことを黒江ヘッドは許可していたけれど、
打撃コーチには伝わっていなかったという件について、
打撃コーチが通訳さんに注意したということですが、オレはこれが分からないなぁ。
なんで通訳さんが注意されなくちゃいけないの。
これは、首脳陣間での連絡体制に不備があったということなんだから、
通訳さんに文句を言うのはお門違いですよ。
前日のこともあって、引っ込みがつかなくなったのかもしれないけど、
こういう時に適切な対応を取れるか取れないかも、
コーチとして大切な資質の一つだと、オレは思いますねぇ。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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