2017-11

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964-967 許銘傑のオレが豊田さん!2-21 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 オレは、オーストラリアから帰国して、台湾で台湾代表の合宿に参加しています。
やや遅い話になりますが、先週のパース・ヒートとの練習試合は5回を投げて
犠牲フライの1失点のみとまずまずの成績でした。
パース・ヒートは20代前半の選手が中心の若いチームでしたが、
みんなハツラツとプレーをしていました。
やっぱりね、野球は太陽の下でハツラツとやるものですよ。
オーストラリアの野球の歴史はかなり古いのですが、リーグの運営はなかなか安定をせず、
始まったり休止したりを繰り返しています。
しかしオーストラリアという国自体は
かつて中日に在籍したデーヴィッド・ニルソン(ディンゴ)や
阪神に在籍しているジェフ・ウィリアムス、
元阪神のクリス・オクスプリングなどを輩出していますから、
これからも頑張って国内に野球を浸透させていけば、
近い将来に日本、韓国、台湾のライバルになり得る存在です。
実際に、アテネオリンピックでは先述のオクスプリング、ウィリアムスが
日本代表をシャットアウトするなどして、オーストラリア代表は日本代表相手に
2勝0敗の好成績を残してますからねえ。
オーストラリアだけじゃない、欧州にはセリエAやブンデスリーガもあります。
イスラエルにもプロ野球リーグができた。
こうやって、野球というすばらしいスポーツの裾野が広がるのはいいことです。
国内ではまだまだマイナースポーツである野球を懸命にプレーする
パース・ヒートの若い選手たちを見てオレは嬉しくなっちゃいましたよ。

 さて、かつてニルソンが在籍した中日と、少年時代をオーストラリアで過ごしたマイケルが
所属する日本ハムが日本シリーズを戦っています。
オレもオーストラリアや台湾から試合結果をチェックしていましたが、
日本ハムの投手陣はどうしてしまったのか。
グリンはイライラするわ、武田勝はクライマックスからずっとおかしいわで投手陣が総崩れです。
なんとなくハムらしくないよねえ。
みんなおかしい中、1戦目はさすがのダルビッシュでした。
ありゃなかなか打てませんよ。

 しかし、いまさらの感想ですが、パリーグはこの15年で
あれだけ人材が流出しとるのによくまあ選手が出て来ますよねえ。
ダルビッシュが指名されたのは2004年のドラフトです。
即戦力候補として自由枠を使ったのが8球団13人、
この中で今年ローテに入ったりレギュラー級の活躍をしているのが横浜那須野、
ヤクルト田中浩、オリックス金子、ロッテ久保、楽天一場の5人です。
高卒に行ったのが西武、ダイエー、日本ハム、広島の4球団。
江川、佐藤は将来を嘱望されながらまだ出てきてはいませんが、
西武の涌井、日本ハムのダルビッシュはじゅうぶんエースと言っていい。
しかも、ダル、涌井、佐藤はこの年の高卒投手三羽烏でした。
結果論ですが、もっと他のチームがダルビッシュを狙いに行っても良かったと思います。
ただ、何よりもダルビッシュは怪我がちでした。
実際プロに入ってからもケガはしてるんです。
そのケガをプラスに変えてこれだけ勝てる投手になった。
今じゃパでもっともタフな投手の一人といってもいいでしょう。
あれだけ完投しとるんだから。
これはひとえに本人の努力と、チームの育成力の勝利です。
ロッテの成瀬クンもケガをキッカケにピッチングスタイルを変えた。
そして、下位指名ながらあっという間に球界を代表する左腕になったんです。
 オレが何を言いたいかというとね、野球アタマのあるクレバーな選手を、
きちんと育てた球団が成功する、と言いたいんです。
そして、自由枠、希望枠なんて制度はやめてよかったとつくづく思うんです。
今年1年だけの結果ですべてを語るのは早計ですが、
ここ最近、即戦力のはずの「逆指名枠」の選手が額面どおりに
1年目から活躍したケースはあまりない。
和田新垣、江草、加藤大輔、永川、村田が入った03年は豊作でしたが、
この年はそもそもが豊作だった松坂世代の年だもんね。
この次の年以降、ずっと安定してチームの主力をやっている逆指名枠の選手は
鳥谷と馬原、ロッテの久保、平野ぐらいしか思い浮かびません。
日本シリーズで好投した中田だって、大卒で2位ですが通常の指名で入団した選手です。
 オレはね、大卒社会人の有名選手に、「逆指名」までして
即戦力を期待する時代は終わったんじゃないかと思いますよ。
そこから先はチームの育成力と、本人の努力次第です。
とすれば、「逆指名」なんて制度は有名無実になっちゃうのです。

 そもそも「逆指名」はどこかの新聞屋さんが
「職業選択の自由を」なんて言って始めた制度ですが、
つまりは有望な選手を囲い込みたかっただけでしょう。
でも、囲い込んでも金ばかりかかってたいして成果は出ていない。
結局、チームが選手を育て、選手が自分を育てないと、一流選手になんかなれんのです。
パリーグからはどんどん選手が出て行きましたが、それゆえに球団は危機感を抱き、
新しい選手を大事に育ててきた。
だから、パからは新しい選手が、上位指名からも下位指名からもどんどん出てくるのです。
日本シリーズに進出している両チームも、高卒たたき上げやら、
大卒下位指名の選手やらがバランスよく配置され、
ポイントポイントだけに補強した選手がいるという理想的なチームバランスです。
やっぱりチームとしての理想形はコレですよ。
 東京地区での日本シリーズの視聴率はあまりよくないらしいけど、
札幌では40パーセントオーバーの視聴率を取ったりしてるんだそうです。
パはね、とっくに全国の視聴率に頼るのなんてやめているから、
東京地区の数字が下がっても屁でもない。
あたふたしてるのは対応が常に後手に回る巨人と、
巨人におんぶにだっこだった在京マスコミだけですよ。
裾野を広げ、地域密着でいいんです。パース・ヒートの選手のように、
目をきらきらさせた地元の野球ファンをたくさん取り込むことです。
そうすれば憧れのチームに入りたくて野球選手を志す若者も増え、
チームにいい選手がたくさん入るんです。そうすればファンも増え、金も儲かる。
スポーツチームとしての球団にせよ、企業体としての球団にせよ、
パの球団はめいっぱいの企業努力をしています。
これからもどんどん新しい手を考え出して、時代の波に上手く乗ってほしい。
そして、どこかの球団が危なくなったら手を差し伸べてほしい。
間違っても、見殺しにして第二の近鉄を出してはいけません。
21世紀のプロ野球はパが引っ張る。
コユキさんの頭のように輝かしい未来の先頭を担うべき日本ハムは、
そういう気概を持ってシリーズを戦ってほしい。まだこれからですよ。

 先週書こうとして忘れていた話なのですが、お酒の黄桜のCMで、
江川卓さんと小林繁さんの二人が酒を酌み交わしています。
新聞に載っていた二人の対談を読みましたが、深いね。

この二人はね、どちらが悪いわけでもないし、どちらも被害者なんです。
あちこちの新聞屋のワガママに振り回されただけでしょうが。
でも、結果として二人はああいう道を選ぶことになった。
二人とも野球を生業とし続けているにもかかわらず、一言も口を利かなかった。
それから28年という長い時を超えて、因縁の二人が語り合う。
野球でなければ成立しないCMですし、この2人でなければ成立しないCMでしょう。
やっぱりね、野球というのは日本国民の精神に深く根ざしたスポーツなんですよ。
そりゃ嫌いな人もいるでしょうが、基本的には日本の国技といっても差し支えないでしょう。
WBCだってあれだけの人が見たんだもの。
もちろんそれは、江川、小林の両氏を始め、
数々の先達の築き上げた功績があってこそ、のことです。
諸先輩方の偉業をしっかりと胸に刻みつつ、
さらにファンの皆様に愛される新世紀のプロ野球を作るために、
球団も、スタッフも、マスコミも、プロ野球に携わる人間が一丸となって
(イヤなヤツがメシ喰ってるぞ!なんて言ってる場合じゃないですよ王サン)、
自分のやるべきことをしっかりとやっていかなければいけません。
 スペースがなくなってしまいましたが、オレと同い年であり、
同じ釜のメシを食った小関と柴田が戦力外通告をされました。
まだやれると思うだけにねえ。人生、一寸先は闇という話なんでしょうか。
なあ、小関よ、柴田よ。
お前たち、いまから故郷の佐野に帰ってラーメン作るのか。栗東で馬を育てるのか。
せっかくここまで人生預けてきた野球だろう。
オレだって、今年はどうなるか分からなかった。あきらめるにはまだ早いだろうよ。
男の人生なんて、家に帰って下駄を脱ぐまでわからない。
どうせ死んだ野球人生なら、同い年三人、血を吐くまで野球やろうや。
選手のやるべきことはただひとつ、グランドで結果を出すことだけです。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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