2017-11

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第3部 80-83 許銘傑のオレが豊田さん!2-23 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 アジアシリーズも幕を閉じ、今年もファンの皆様の暖かい応援のお陰で
07年ペナントレースがつつがなく終了しました。
しかし、SKワイバーンズは強かったねえ。中日との2回の竜対決は見ものでしたよ。
結果的には中日がなんとか勝って、アジアシリーズ3連覇、
日本プロ野球の面目を保ちましたが、どっちかというとSKのほうが目立っとったもんね。
対する中日は、まあどの試合でもミスの多いこと多いこと。
あの強さを見せつけた日本シリーズから、
まだ1週間しか経ってないとは思えないくらいにグダグダでしたねえ。
ウッズがいなかったのはわかりますが、去年だってセギノールはいなかった。
それ以前の問題としてあれだけ投手がボコボコ打たれて、
守備がグダグダならそりゃ負けもしますよ。
記録に残るエラーも多かったけど、普段の中日なら取れてるボールを何個ポロポロやったか。
やっぱりね、野球は守備なんですよ。中日のほうが地力は勝っていたけど、
ミスが多くなれば相手に流れが行くんです。
 逆にこれはね、韓国野球のレベルが上がった証でもあります。
日本のチームがミスをすれば、それに付け入って大勝するぐらいのレベルに達したということですよ。
さらに、金廣鉉みたいにイキのいい投手が絶好調の時にバーンと投げれば、
たとえ日本のチャンピオンチームであっても打てない、ということもわかりました。
韓国も台湾もそうですが、日本野球とのレベルは確実に縮まってきています。
プロリーグで年間100試合以上の試合をこなしていれば、そりゃどんどんレベルも上がりますよ。
日本野球も安穏としとる場合じゃない。身体能力にそう差はないし、
指導者や選手も交流しとるんだから、すぐ追いついてきますよ。

 今回のSKは日本生まれ日本育ち、千葉ロッテの若手はだいたい友達の金星根監督、そして
加藤初投手コーチや大田卓司打撃コーチ、福原峰夫守備走塁コーチの育てたチームです。
日本でも与那嶺要監督がそうでしたが、技術の進んだ国から首脳陣や選手を
どんどん輸入すれば、チームのレベル、ひいてはリーグのレベルまで上がるものなんです。
これからも日本の選手やコーチは、メジャーだけじゃなくて積極的にアジアの野球チームに行ってほしい。
そうして、アジア全体の野球のレベルを上げていくのが、
オレは大先輩たる日本の役目のひとつだと思うよ、マジに。
もちろん、日本もそう簡単に追いつかれては困ります。
日本にはいつまでも強くて高い壁でいてもらいたい。
そうでなきゃ、韓国や台湾のチームも追いつき甲斐がないでしょうが。

 そのアジアシリーズの中日対統一の中継で、ゲストに中絶だか中居だかいうアイドルの人と、
星野仙一さんが出ていました。
オレは台湾人ですから日本語もよくわからんし、
解説の細かい部分にケチをつけるつもりはないのですが(ケチをつければキリがないのです)、
星野さんがひとつどうしても聞き捨てならないことを言いました。
他の話は聞き逃せても、これは聞き逃せませんでしたよ、オレは。
統一の応援は台湾野球の応援の中でも盛り上がる応援として有名です。
ご存知のように台湾の応援は内野で鳴り物を鳴らしますし、
コールリーダーはマイクを使って大声でリードを取り、太鼓をのべつに叩きます。
これは、中華職棒18年の歴史の中で培われた台湾独自の応援であって、
当然のことですが日本の応援とも違うし、メジャーとも韓国とも違います。
でもね、たとえ応援のやり方が違ってもそれは文化の違いじゃないですか。
国によって応援の仕方が違うのは当たり前です。

 しかるに星野さんは、統一の応援を「うるさい」と一言で片付けた。
「集中力が削がれる、マイクもやめてほしい」と言ってました。
挙句に、「(台湾での予選では)規制できんのかね?」なんて言っていた。
あのね、そりゃあ内野でドンプカやってるんだから音は大きいよ。
でもそれは台湾の独自の文化なんです。
何の権利があってこの人は中華職棒に喧嘩を売るのかね。
オレみたいに日本の放送を見ている台湾人もいるんですよ。
別に誉めろとは言わんし、それこそ文化が違うんですから理解をしてもらおうとも思わんけど、
もうちょっと言い方ってもんがあるでしょうが。
 オレに言わせりゃね、星野さんがバンバン選手をぶん殴ったり、
優勝するたびに投手が潰れていったり、
優勝に貢献した選手はみんなわしが育てたりするのなんか野蛮、低レベルの一言ですよ。
だけどそんなことをオレは公共の場では言わないし(今回言ったのは反論ですからカンベンしてください)、
ましてやこれから五輪出場権を賭けて戦う相手の国です。
その文化にはある程度敬意をもって接するのが当たり前じゃないんですかねえ。
これじゃ相手をゴキブリ呼ばわりした亀だかダメだか言うボクサーと
変わらんじゃないの(そういえば星野さんは亀だかダメだかを擁護してましたねえ)。
 しかもね、これが鳴り物を使わないメジャーの監督が言うならわかりますよ(メジャーの応援が品がいいとはオレはまったく思いませんが)。
でも、内野か外野か、マイクを使うか使わないかの違いで、
日本だって鳴り物応援をやっとるじゃないの。
鳴り物応援自体を否定している人もそれなりにいるわけですが、
そういう人から見れば日本も台湾も目くそ鼻くそですよ。
なんの因果でこんなに上から目線で否定されなきゃイカンのか、
オレにはサッパリわかりません。
 結局ね、どんな場面においてもそうですが、この人は他者に敬意を払うということをしない人なんですよ。
セの人間だからといってパを馬鹿にし、日本の人間だからって台湾を下に見る。
他者を貶めることで自分の位置を高く保とうという考えでしょうが、残念ながらお里が知れている。
仮にも日本代表チームの監督になったんだから、
日本人として誇れる人であってほしいんですけどねえ。

 台湾にはいまでも「日本精神(リップンチェンシン)」という言葉が普通に使われています。
李登輝元総統によれば、この言葉は「約束を守り、礼節を重んじ、ウソをつかず、カネで動かない、というような心がけ」だそうです。
金美麗氏によれば、「清潔」「公正」「勤勉」「信頼」「責任感」「正直」「規律遵守」「滅私奉公」などの要素を総合的に含む言葉らしい。
それは、日本統治時代の日本の官吏(つまりは、統治者、管理者)たちの
あまりにも清冽な印象が残した言葉であり、
今でも台湾人が日本という国を愛しているひとつの象徴なんです。
監督という立場も、ある意味ではチームの統治者であり、管理者であるわけです。
日本代表監督である星野さんの「日本精神」を見たい。
それでこそ、オレたちアジアの野球選手が目標とする日本プロ野球だと思うのです。

 さて、ショッキングな訃報が届きました。
あの伝説の鉄腕・稲尾和久さんがお亡くなりになったそうです。
ついこの前までお元気で、解説もやっておられたのに、あまりにも早すぎますよ。
稲尾さんといえばいつもニコニコ、解説も毒の無い好々爺という感じでしたが、
不真面目なプレーに対しては容赦なく批判されていた。
とにかく野球を真剣に愛していることはものすごく伝わる人でした。
みんな言っていますが、本当の神様、仏様になってしまったのですねえ。
天国で、三原さんや大下さん、関口さん、仰木さんと
西鉄の話に花を咲かせながら酒を酌み交わしてください。
また一人、日本のプロ野球界は伝説の人を喪ってしまいました。
我々生きている人間が真剣に野球に取り組んで、
稲尾さんの野球に対する想いを後世に伝えていかなければいけません。
稲尾さん、これからは野球の神様、野球の仏様として日本の野球を見守っていってください。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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