2017-11

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第4部 4-8 許銘傑のオレが豊田さん!2-26 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 私事ではありますが、オレは今月の1日で31歳になりました。
昨年、30代に突入した時ほどの感傷はありませんが、またひとつ年を重ねたわけです。
この年になると、現役をあと何年続けられるだろう?という気分になります。
例のスポニチの退団報道は誤報だったので(スポニチさん、頼むよ、マジに。
最近特にスポニチの記事には焦りが目立ちます)
来年も西武ライオンズで投げる事はできることになりました。
しかし、ファンの皆様はご存知の通り、今年のオレの成績は
とても残留だといって喜べる成績ではない。
オレの人生、三廻り目に入ったわけですから、ここはひとつ初心に帰って頑張ることにします。

 その31歳になっての最初の登板はアジア野球選手権のフィリピン戦、
林英傑からマウンドを受け継ぎ、1回を無走者に抑えました。
相手の強さはともかくとして、投げる試合はすべて全員抑えるのが理想ですから、
その理想どおり投げることが出来てまずはよかった。
懐かしい台中の風も気持ちよかったですよ。
 フィリピン戦を気持ちよく投げ終えて、さあ、とばかりに日韓戦を見たのですが、
イキナリ気持ちのよくない話がありました。思わずのけぞってしまいましたよ、オレは。
 韓国が、試合開始1時間前のオーダー表交換からガラッとスタメンを代えてきた。
先発投手だけならまだわからんでもないが、打順まで大きく変更されていたのです。
星野監督も若干の抗議はしましたが、オーダー変更は認められ、
そのまま試合開始ということになりました。
あとでいろいろな新聞記事を見ましたが、結局これは金卿文監督がワザとやったんですね。
もうすでにあちこちで語られていますが、これはないよねえ。
金卿文監督は「ルールが悪い」なんて言ってましたが、
これは、急遽選手が体調不良になったとか、ケガをしたとか、
そういうときのために遊びを持たせてあるルールでしょうが。

「ルールのどこにも書いてない」からいいというなら、
空白の一日だっていいということになってしまう。
「参加することに意義がある」の五輪で、しかも国の代表としてで
国民みんなに見られている大会でこれをやるのは最低です。
スポーツマンシップって何?となっちゃうじゃないですか。
まったく、バカじゃないの?とオレは言いたいよ。
 その他にも韓国は積極的にデッドボールに当たりに行くなどしてましたが、
これは戦術的な側面もあるから一概にダメとは言えない。
ケガを承知で当たりに行くのは誉められたものではないけど、
そういう野球は日本の高校野球なんかでも往々にしてありますよ。
それに、日本プロ野球にだって近めのボールをまったく避けない
お地蔵さんがいるじゃないですか。誰とは言わんけど。
 しかし、先発の大幅変更はダメです。
これを認めるなら、1時間前のメンバー表交換の意味がなくなってしまいます。
1時間前のメンバー表交換はスコアボード表示などのための便宜的な措置なんですが、
これを直前で代えることによって、台湾の球場担当者にも国家レベルで
迷惑をかけることになるじゃないの。
対戦相手に対しても失礼だけど、迷惑がかかっているのはそこだけじゃないんです。
この恥ずべき行為に対し、中央日報は、
「星野監督が知らなかっただけで、国際大会ではこういう偽装術はよくあること」と
さも「知らずに怒る日本が悪い」と言わんばかりのことを書いています。
朝鮮日報に至っては
「便宜的な措置だから、やむを得ない場合は変更できる。したがって星野監督の無知だ」と
書いていますが、「やむを得ない場合」というのはどう考えても
こういう場合ではないはずです。
まったくもって、民度の差を感じざるを得ません。
「やってはいけない」と「やってもいい」は全然違うことなんですが、
韓国ではそういう教育は為されていないんでしょうか?
先日も書きましたが、日本統治時代に為政者の「日本精神」の気風が残っていれば、
こんなことにはならないはずなんですがねえ。
案の定IBAFも日本の抗議を受け入れ、韓国に遺憾の意を表明し、ルールの改正を示唆しました。
まさか誰もやらんだろうと思って明文化していないことを平気でやるんだもの、
ルール改正は当然も当然ですよ。

 また、これを認めちゃう審判団もちょっとひどいとオレは思います。
オレはこのアジア野球選手権の野球ルールが何に基づいているかよく知らんのですが
(たしかIBAFのルールですが、オレはこれを知りません)、
日本の公認野球規則によれば、今回のケースは「黄金条項」として知られる9.01(c)の項目、
すなわち「審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、
裁定を下す権能が与えられている」という条文が適用されるはずです。
つまり、このオーダー変更は認めるも認めないも、審判団次第だったはずなのです。
 事実、日本のプロ野球ではこんなことがありました。
元オリックスのニールが試合直前に激しい腹痛と下痢を起こしたのですが、
DHだったために打席に立つ前の交代が審判団に認められず、
初回の攻撃で下痢を我慢しながら適当にバットを振ったらホームランになり、
全速力で塁を回ってホームイン後、ハイタッチもせずにそのままトイレに駆け込んだのです。
これは、事前に仰木さんが対戦相手の王監督に交代の許可を取っていたにもかかわらず、
審判団にルールを厳格適用されたケースです。
悪用するつもりはなかったのですが、それでも審判は交代を認めなかった。
今回のケースは、明文化されてはいないとはいえ、
明らかに韓国に悪用の意図があったわけですから、
審判団は「黄金条項」を適用してメンバー交代を拒否してもよかったのではないでしょうか
(オレは審判ではないから、ルールの解釈が間違っていたらすみません)。
結局日本が勝ったからいいようなものですが、まったくもって胸糞の悪い試合でした。

 そして、その次の日は我らがチャイニーズタイペイと日本の試合でした。
韓国と日本の試合でもそう思いましたし、この試合でも思いましたが、
選手のポテンシャル的なものはさほど変わらないということを実感しました。
台湾の選手でもダルビッシュからホームランが打てるし、
韓国の選手でも成瀬からホームランが打てるんですよ。
少なくとも個人個人の能力を単純に比較する限り、
韓国・台湾の野球はかなり日本の野球に追いついてきていますよ、マジに。

 しかしそれを踏まえた上で、オレは日本と韓国・台湾には
まだまだ埋めがたいレベルの差を感じました。
日韓戦はスコアは近接していましたが、実際はスコアの差以上の差があったと思います。
6回、韓国は川上、岩瀬の二投手から満塁の場面を作りましたが、
エラー、当たりに行った死球、四球でヒットは出ていない。
この間にエンドラン失敗で走者進めずやら、初球打ち上げて一邪飛やら、
内のスライダーで三振やらでまったくボールが前に飛びませんでした。
8回は40球ぐらい投げてヘロヘロの岩瀬さんから無死一、二塁、
バントして一死二、三塁にしましたが、犠飛で1点、
8番趙寅成は安打を打ったものの二塁走者三塁ストップ。
代打朴勍完は内の直球にバットも触れず見逃し三振と、
またも肝心なところで一本が出ませんでした。
韓国の打者がインコースを苦手にしているのは事前からわかっていたでしょうが、
前半は敢えて内角を乱用せずに(そのおかげで成瀬は少し打たれましたが)
あのしびれる場面で狙ったように内角で打ち取った。
また、そこにキッチリ投げる岩瀬さんも岩瀬さんです。
百戦錬磨というのはこういうことを言うんですよねえ。
一歩間違えば逆転打のあの場面で内のまっすぐで攻める土壇場での
クソ度胸は韓国にも台湾にもまだ無い。正直役者が違いましたよ。
しかも、この展開にあって藤川は温存している。怖いくらいの冷静さです。

 次の台湾戦もそうです。途中まではロースコアの展開で、台湾に一発が出て逆転した。
オレも一度は喜びましたよ。
でも、すぐ次の攻撃で先頭の村田が死球、次の稲葉が右前打。
ヤバイ!と思ったら、ここで二走に荒木ではなく宮本さんを送ってきた。
俊足よりも、突っ込む突っ込まないの的確な状況判断を求めての、
敢えての宮本さん代走。これも怖いほどの冷静さじゃないの。
そして次の里崎が送った。確かに一見刺せるか微妙なところに転がりましたが、
あれは一塁で確実に殺さなきゃいけないケースです。
犠牲フライで同点止まりか、悪くても1点ビハインドで止めなきゃいけないんだから。
オールセーフだけは避けなきゃいけない。
オレは「ファースト!」と叫んだんですが遅かった。陽建福は三塁に投げて野選ですよ。
これで完全に陽は浮き足立った。大量点を取られる、と思ったところで、
わいはいけめんの大村さんが無死満塁からスクイズ敢行でしょう。
宮本さんはこのスクイズで本塁に帰ってきた。
極めて冷静な逆算のもとに攻撃が構築されているんです。
星野さんのことはオレはあんまり好きじゃないけど、
これだけ冷静な采配が揮えるのは素直にすごいと思いますし、
何よりもそのプレーを冷静に決められる選手がすごいと思いますよ。
 台湾・韓国のレベルが確実に上がってきたことや、
それを踏まえても日本とはまだ大きな差があることも含め、
12月のこの時期までファンの皆さんに素晴らしい試合を見ていただけたことが、
大会の一参加者としていちばん嬉しかったことです。
視聴率もかなり取ったようですし、まだまだ野球は捨てたものじゃない、といい気持ちになりました。
オレは負けた側ではありますが、野球の奥の深さを思い知らされましたし、
そもそも正々堂々と戦えたことが気持ちよかった。
勝っても負けても清々しい、素晴らしい試合で07年シーズンが幕を閉じてよかったと思います。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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