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2018-12

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第4部 29-32 許銘傑のオレが豊田さん!2-27 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 本格的にシーズンオフ、というよりストーブリーグに突入しましたねえ。
オレも本格的にオフということで、台湾で羽を伸ばしています。
オフといえば釣りです。釣りをせずに何のオフか。
朝早くから釣りに出かけ、釣って帰ってきたらカミさんにその魚を焼いてもらいながら
布袋劇のビデオやらDVDを見ます。
食後にはお茶(オレは泡老人茶というお茶が大好きなのです)を飲みながら
瞑想にふける(妄想ではありません年の為)。
これがオレの最高のオフの過ごし方です。
我ながら若いのにジジくさい趣味だと思いますが、それが落ち着くんだから仕方ない。
布袋劇のビデオはいくらか日本にも持っていってますが、やっぱり地元で見ると落ち着きます。
最近はオレも感覚が日本人に近くなっているのか、
日本で台湾のものを見ると妙な気分になります。

 釣り糸を垂れていると暇ですからいろんなことを考えます。
今年のシーズンのこと、アジア選手権のこと、来年の五輪のこと、
ライオンズのこと、日本球界のことなど、野球に関しても思いは千々に乱れます。
そんな中で思ったのですが、最近の外国人選手が契約切れでジャンジャン移籍するのを
日本人の皆さんはどう思っているんでしょうか?
オレはね、向こうは契約社会だから仕方が無いとは言うものの、
どうにもやりきれないものを感じるんですよ(感覚が日本人に近くなっているんでしょうか)。
アメリカでやってた選手はトレードに慣れていますから、
自身が移籍することには何の罪悪感も感じていない。
だってそれはアメリカでは普通のことだったわけですからね。
しかし、日本ではチーム間の移籍に対してそこまでドライな考え方ではない。
純然たるビジネスというよりも、チームのために、ファンのために、というウェットな体質が、
いいか悪いかは別として残っています。
先日の新井の涙も、そういうウェットさが生んだ涙でしょうし、
彼に対する広島ファンの感想も基本的にはそういうウェットさに基づいているように見える。

 ところが大多数の外国人はそうではない。
今年だけでもクルーンがすでに巨人に移籍してますし、
グライシンガーにラミレスも、という話もある。李承だってパウエルだってそうでした。
巨人じゃないけど、ズレータ、ラロッカ、シーツ、ウッズだって同じようなものだったでしょう。
このところ、毎年チームの中心だった外国人選手が他球団に移籍している。
成績が残せなくて退団した選手を再獲得する、楽天のウィット、日本ハムのセギノールやら、
ロッテのオーティズ、ヤクルトのシコースキーやらのケースは理解できるのです。
でも、グライシンガーなんて一年目で最多勝とった選手でしょう。ウッズだってそうです。
こんな選手がいくら契約が不調に終わったとはいえ、(アメリカに帰るならまだしも)
なぜサラッと国内に移籍できるのか。
 オレはね、不思議に思って調べてみたのです。
少なくとも昔は外国人選手の移籍は今よりずっと緩やかだった。
成績を残した外国人の移籍は、解雇後か、そうでなければトレードがほとんどなのです。
たとえば古い話ですがシピンは金銭トレードですし、ハウエルもマルちゃんも解雇後の移籍です。
阪神もパリッシュ・パチョレック・パウエルは解雇後の移籍。オマリー・ミューレン、
楽天じゃないほうのルイスロペスもそうです。
レオンリー・マニエルは交換トレード、ブーマーは契約でモメての退団ですから、
今みたいにバリバリ活躍している選手が、メジャー復帰でもないのにいきなり国内他球団に
移籍するケースはそんなに無かった。
 これね、どうやら野茂さんと、元広島、その後ヤンキースに行って
今カブスにいるソリアーノが関わっているらしいのです。
かつて、外国人選手はいつでもメジャーに戻れる代わりに、
国内での移籍は元の所属球団が自由契約にしない限り禁じられていました。
別の言い方をすれば、保留選手の権限はNPBの他球団にのみ及ぶもので、
海外の球団には及ばなかったわけです。
この協約の「抜け穴」を利用してメジャーに移籍したのが野茂さんです。
近鉄を任意引退して、メジャーに行った(それをそそのかしたのはダン野村さんなんですが、
それはまた別の話です)。

 その後、カープアカデミー出身のソリアーノが、まったく活躍しなかったにも関わらず
広島と年俸調停で揉めて、ヤンキースに移籍後大活躍した、というのはご存知の方が多いと
思うのですが、このとき広島はソリアーノを任意引退にしたんですね。
で、獲得できると思ったアメリカの複数球団がソリアーノを取ろうとしたら、NPBの野球協約に
勝手に「任意引退選手の海外移籍を禁ず」という趣旨の一文が付け加えられていて、
日米が大モメにモメたんだそうです。
つまり野茂さん達の流出に頭を痛めたNPBが、保留権が外国の球団にも及ぶということを
MLBに相談せずに勝手に決めたものだから、MLBが怒ったわけです。
日米の話し合いの結果、海外に移籍する選手は(外国人、日本人を問わず)自由契約にし、
任意引退選手は海外に行けない、ということになりました。
しかし、そうすると今度は、球団が他球団に取られることを恐れて任意引退にした外国人選手は
メジャーに自由に戻れなくなる。
そこで、MLBの要請で、来日する外国人選手は契約満了と共に
かならず自由契約になるとする一文を入れるようになった。
契約としてはスッキリしたでしょうが、これで契約満了の外国人選手は他球団に
(もちろん、国内でも)移籍し放題になったのです。
 そこから後はもうやりたい放題です。どことは言いませんが補強に歯止めの利かない
いくつかのチームが、毎年毎年他球団の外国人選手を札束で頬っぺたをひっぱたいて引き抜いていく、現在のような惨状になってしまったわけです。

 外国人選手には大きく分けて二つのタイプがあります。
ひとつは、大多数の外国人選手で、日本に野球というビジネスをやりに来たという選手。
だから一銭でも高いカネを出してくれる球団、
もしくは少しでも待遇のいい球団に移籍をしようとする。
身分の保証が日本人に比べると少ないし、外国人枠もある。
一円でも稼がなきゃ、となるのはムリもないんですが、
自然と高給取りになりますから、成績が悪いとすぐクビになります。

 もうひとつは、オレのように長いこと日本にいて、
もう本人も含めて事実上日本人と同じような扱いになっている選手。
郭泰源さんもそうですし、莊勝雄さんや郭源治さんなど、台湾人にこういう選手が多い。
こういう選手の特徴として、契約であまり文句を言わない。
オレもそうですが、契約してもらうだけで有難いと思っているのです。
言っちゃ何ですが、オレの年俸があと2000万高かったら、オレは今年でオサラバ、
いやもっと早くオサラバだったかもしれません。
ちなみにローズもラミレスも日本に長いこといますが、
この二人は基本的に給料に見合う結果を残し続けているだけであって、
基本的には高い給料を要求する選手ですから、タイプ的には前者に分類されるでしょう
(だから、巨人に移籍したのです)。
どちらを選んでもリスクがありますし、どちらを選ぶかは選手次第です。
選手は個人事業主なんですから、自分で自分の売り方を考えればいい。
 しかし、それをいいことに、球界のバランスも考えずカネで選手を乱獲する球団は
ファンの支持を失いますよ。
巨人も、90年代以降のFA、逆指名、外国人選手の乱獲でどれだけファンが減ったか考えとらんのでしょうかね。
東京ドームの座席がガラガラになっているのは、チームが勝てないからだけじゃない。
外様ばっかりの球団に、ファンが愛着を持てなくなっているからで、という理由も多いと思うよオレは。
阪神だって、成績を残しているからお客さんも入っていますが、
もともとこの球団は歴史的にアンチ巨人ファンをたくさん取り込んできた球団です。
ある意味地元密着の球団ですから、巨人ほどドラスティックに観客動員の現象という形では
現れませんが、いつまでもプチ巨人みたいなことをやっとったら、ナンボ綺麗な補強でも、
いつかファンの皆さんに見放されてしまいますよ。

 外国人選手の年俸の高騰、そして札束ひっぱたき合戦にも問題はあるんですが、
一円でも多く稼ごうとして、明らかに成績よりも高い給料をもらおうとする日本人選手には
さらに問題があります。
今週はこれについてじっくり書きたかったのですが紙面が尽きました。
これに関しては、次の機会に触れることにします。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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