2017-11

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第4部 236-240 許銘傑のオレが豊田さん!2-34 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 キャンプがスタートしましたねえ。オレもA班で頑張っています。
しかし、毎年来るたびに思うんですが、この南郷ってところは何もないねえ。
キャンプ地がリゾート地だったりすると、選手も何となく華やいだ気分になるんですが、
この南郷は遊ぶところなんかどこにもない。
宮崎市からだって車で1時間以上かかりますし(しかも、高速道路もない田舎道です)、
本当に海しかないのです。
オレは釣りで気晴らしが出来ますが、釣りをやらん選手はさぞかし大変だろうと思うよ。
その上、いまは桜島が爆発してるとかで、灰が降って外出も出来ない
(練習も室内でやったりしてるんです)。
地元の人に聞くと、最近でこそ少なくなったけど、昔は毎日のようにボンボン爆発していたらしい。
南郷あたりはまだマシで、鹿児島あたりは灰が積もって、
窓も開けられんし車も灰に埋もれると言います。
鹿児島の天気予報では「桜島上空の風向き予報」なんてのまであるそうで、
まあ生活の一部になってるとはいえ大変ですよねえ。
台湾にはそんな火山はないから見に行ってみたいけど、オレが灰に埋まってしまったら、
これがホントの「灰かぶり猫」なんて、冗談言ってる場合じゃない
(ヨーロッパの初代「シンデレラ」に、そういうのがあるのです。
 ちなみに、オレの台湾でのあだ名は「猫」です)。
 ただし、周りに何もないことをのぞけば、環境はすこぶるいい。宿はプリンスホテルだから
(よくまあこんなところに作ったよねえ。普段お客さんは入っとるんでしょうか)、
身内ですし、メシはバカウマです。特に魚は絶品ですよ。
キャンプではマグロをオレたち用にその場で裁いてくれますし、
カツオのヅケ丼なんかもあったりして、まあこれが声も出ないほど美味い。
もちろん魚だけじゃなくて和洋中あるんですが、
中村剛也なんかは何杯食うんだ?というぐらい食ってますよ。
ファンの皆さんも、もし南郷キャンプに来る機会があったら、是非魚を食べてほしい。
目井津にある道の駅で食べられますし、日南まで足を伸ばせばお店はいっぱいあります。
最近では串間などにある「寿司虎」が安くて旨いと地元で評判になっているとか。
野球を見て楽しみな戦力を見つけ出し、旨いものを食う。
これこそ、キャンプ時期のツウの楽しみ方ですよ。

しかし、さっきも言ったけど若手にとってはこれ以上野球に打ち込める環境はそうない。
投手陣もほとんどが初日からブルペン入りしました(オレも投げましたよ)。
監督もコーチも代わったわけですから、特に若手は予断なく見てもらえるチャンスです。
一軍での実績に乏しい平野クン、木村クンや、星クン、
期待の若手外野手、大崎・松坂あたりは必死にアピールしてくるでしょう。
この中から何人が開幕一軍切符をつかみ、今年ブレイクするのか、楽しみですねえ。
ただし、若手の選手に言っておきたいのは、力以上のオーバーワークは厳禁です。
首脳陣がいるから張り切るのはわかりますが、ケガをしたら何にもならない
(石井義人が早くもケガをして帰郷しました。背番号も若返ったんだから早く戻って来ないとイカンよ)。
特に今年はかなりのハイペース調整ですから、基礎体力の出来てない選手が
ムリについていこうとすると、ケガをすることになります。
せっかくのチャンスなのに、ケガで棒に振ったら何にもなりません。
けがなくやらんとね、監督を見習って。
 新加入の石井一さん、岡本さんも頑張っています。
石井さんはもうあれだけの実績のある人だからオレは何も言いません。
昔の石井さんならまだしも、日本に戻ってきてからの石井さんは、
成績と背中の両方でチームを引っ張れる人ですからねえ。
西口さんもそんなタイプですが、ひょうひょうとしながらも
若手に積極的に絡んで、後輩を育てていってほしい。
岡本さんはね、オレは今年のライオンズの浮沈はひとえにこの人にかかっとると思うよ、マジに。
どんな状況でも送り出せる中継ぎがひとり加わることがどれだけ強いかは、
他に例を挙げるまでもなく明らかでしょう。
抑えとして使うかもしれないらしいけど、それはそれで面白いよねえ。
最後の一滴まで漏れなく受け止めて、一発的中を未然に抑えるのは
オカモトさんの真骨頂じゃないの。タマの失敗はご愛嬌です。
福地さんを出したライオンズにもビックリしたけど、岡本さんが獲れたこともビックリです。
この予想外の僥倖を生かさんテはないよ。
岡本さんもやる気になっているようですし、
遅咲きだったからまだまだ老け込んではおられんでしょう。
オレの居場所が狭くなってしまったのとはまた別に、
チームとして岡本さんには大いに期待をしたい。

 所沢でやっとるB班キャンプには、(松坂)大輔が来て練習しとるんだそうですねえ。
大輔も、今年は真価を問われる年です。昨年はローテを守りきったことは評価されますが、
「平成の怪物」としてはやや物足りない成績だった。
今年はボストンっ子たちがみんな黙っちゃうような成績を残してほしい。
それだけの潜在能力はあるんですから。
そして、せっかく大輔が来てるんだから、ライオンズの二軍選手たちも
大輔から何かを盗み取らなきゃいけません。
特に、二軍にいる朱、山本淳の二年目2人、
藤原良、武隈のルーキー2人はライオンズ時代の大輔を見とらんわけでしょう。
大輔が練習終わったら、食いついて離さないぐらいしてほしい。
大輔は気さくですから、聞いてくる若手を無碍には扱わんはずです。
捕手の中田クンも、大輔がブルペンに入ったら何がなんでも受けさせてもらえばいい。
城島だって工藤さんやら武田さんやらに何度断られても食らいついていったから
あれだけの大捕手に成長したのです。
教えを請うのにこれ以上はない素材がいるんだから、生かさないテはないよ。
WBCは、川崎や西岡などイチロー・チルドレンを多数生み出しましたが、
大輔チルドレンがB班から誕生するようになれば、かならずライオンズはまた強くなるハズです。

 さて、先週飛び込んできたパウエル問題ですが、さらにわけのわからんことになってきた。
パリーグは
「パウエルはホークスに所属すべし、ただし6月下旬まで試合に出すことはまかりならん」という
「強い要望」を出しました。
まずこの「強い要望」というのがウサン臭いよねえ。
この言葉を聞いた瞬間、ファンの皆さんは例の江川さんのときの
金子コミッショナーの「強い要望」を思い出すことでしょう
(そういえば、処分もよく似てますよ。小林さんのような被害者が出なかったのがまだ幸いです)。
そう、真っ当な結論は出せないけど、こうしてくれたらいろいろ丸く収まって嬉しいな、
というのが「強い要望」の正体なのです。
誰が聞いても納得してそれに従う「大岡裁き」なら、
「強い要望」なんて言葉は出てこんハズなのです。
大岡裁きと言えば、小池会長は「三方一両損」という言葉を使ったようですが、
小池さん、それはないよ。

 三方一両損ってのは、こういう噺です。
左官屋さんが三両拾って、落とした大工さんにそれを届けた。
ところが、大工さんは自分のところを飛び出していった不義理な金は
貰うつもりはないから、左官屋が貰っておけと言う。
左官屋さんは自分のものでもない金を貰うわけにはイカン、
大工が貰っておけと言い、ケンカになった。
この事件を裁いた大岡越前守が、両者とも正直だから、三両は没収した上で
それぞれに二両の褒美をやる、と言ったのです。
大工さんが受け取っていれば三両、しかし受け取らずに褒美を二両貰ったから一両の損。
左官屋さんが貰っていれば三両、しかし受け取らずに褒美を二両貰ったから一両の損。
大岡越前守は三両を没収し、両者に褒美を二両ずつ、合わせて四両渡したから一両の損。
三人が一両ずつ損をして一件落着、というのが「三方一両損」という噺です。
オレは台湾人ですから、日本の落語はよく知らんのですが。

 これを踏まえて今回の事件に対してパ連盟が出した解決策、
これのどこが三方一両損なのかね。
今回の一連の流れで、オリックスにひとつでも瑕疵がありますか?
仮契約後にメディカルチェックをし、その後に本契約をするのは
外国人選手との契約では当たり前のことです。
パウエルはこの時点でオリックスは球団に優位なように変更しようとしたから
契約の破棄を通告した、と言いますが、オリックスはこれを受け取っていないと言う。
オレは法の専門家ではないけど、日本法では契約の承諾以外は
到達主義を採用しているはずですから、仮契約の破棄の通告は
オリックスに到達しない限りは有効ではないはずです(到達していたのなら話は別です)。
この後ホークスはパウエルに契約可能かどうかを聞いて、
可能だという答えだったから契約した、ということなのですが、
さすがにこれはウソではないと思います。
しかし、日本のプロ野球の慣習上、仮契約を済ませた選手が
その後契約を破棄するケースなんてほとんどないから、
 ホークスは本当に誠実にやろうとするのなら、
オリックスにパウエルとの契約の進捗状況について確認すべきだった。
たしかに契約破棄の通告が来た、というのであれば
ホークスと契約しても何の問題も起こらなかったハズです。

 今回のケースでは、一般的な選手の契約の流れを踏まえると、
オリックスには基本的に瑕疵がないのです。
もちろん、契約の破棄通告が実際は届いていたのであればオリックスにも瑕疵はあるけど、
これすらもオリックスが破棄に同意していない限りは仮契約の破棄は
成立しないはずです(仮契約の変更申込が拒否されたからといって、
変更前の仮契約まで無効になるわけではないからです)。
 さらに、ホークスはパウエルとオリックスが仮契約を結んでいることを知っている。
この段階でパウエル側にのみ契約可能かを聞くと言うのは、
オリックスを出し抜こうという意思があったからでしょう
(先週も言った「モラル」の問題です。モラルが欠如しているからこんな問題が起こるんです)。
ということは、少なくともホークスは、オリックスが仮契約の破棄に
同意したという証拠が出てこない限り(証明責任はパウエル側にあります)、
オリックスよりも優先して保護される理由がないはずなのです。
つまりオリックスは「一両損」をする必要はない。
それを、「本人はオリックスと契約する意志がない、だから現実的な解決策を考えた」上で
あんな結論を出して、あげく「三方一両損」とは何事ですか。
あの、いつまで経ってもコミッショナー代行の立場に居座っとる根来さんですら
「不適格選手にするべきだ」と言ってるのに、
パ連盟がこんな甘チャンなやり方をしとったら、
日本のプロ野球はどんどん外国人選手に甘い汁を吸われるだけですよ。
 オレの、今回のパ連盟が出すべきだったと思う最も明解な結論はこうです。
「パウエル側は、オリックスとの仮契約が明確に破棄されたと確認できる証拠を
 5月22日までに提出すべし。それが提出され、その証拠の有効性を
 パ連盟が認めた場合、その時点でホークスとの契約を認める。
 出来ないのであれば、オリックスに所属するか、資格停止選手とする
 (オリックス・パウエルのどちらかが契約を望まない場合も含む)」
まあ、何か知らんけどやたらと誰かの顔色を伺っている小池さんに
こんな明快な結論が出せるとは思えませんが、
だとすれば、それは日本球界全体の不幸になります。
球界全体のためにも、ファンの皆さんや、
子供たちが納得して、安心して球春を迎えてもらうためにも、
今回の問題はウヤムヤにしてしまってはいけません。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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