2017-11

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第4部 331-334 許銘傑のオレが豊田さん!2-38 by36

セイプ ライオンツ ノ シュー ミンチェ テス ハァー
(以下邱さんの訳)

 3月になりました。最近はあったかくなりましたねえ。野球をやるにはもってこいの季節です。
ボカチカみたいな中南米出身の外国人選手には寒かろうけど(台湾出身のオレだって寒いんだもの、高雄はもうすぐ泳げる季節ですよ)、
否でも応でも今年のシーズンに対しての気持ちが盛り上がってくるところですよねえ。
一気に球界も加速して、いろいろなニュースが入ってきています。

 まずは中華職棒の話から書かせてもらいましょう。オレの古巣(形式上はそうなっています)、
誠泰コブラスが球団消滅の危機を免れ、身売り先の企業が見つかって米迪亜ティーレックスという名前になりました。
身売りで済んでよかったですよ。たしかに職棒は一部の試合以外お客さんが入ってないけども、
オレがいつも言っているように、球団が減る事はファンのパイを減らすことになる。
そういう意味では、球団が維持されたのは球団が減るよりはマシだったということになります。
 しかし、これからは米迪亜(これはメディア、と読むのですが、親会社はディメディアというカーナビの会社です)が
独自の経営努力をしないと、お客が入らない状況は変わりませんよ。
お客が入らなかったチームが入るようになるには、
全国区のメディアに取り上げられるか、地域密着するしかありません。
前者には二つの方法があります。強いチームを作って、結果的に取り上げられるようになるか、
ユニークなキャラクターの選手や、知名度のある選手を集めて人を呼ぶ、という方法です。
後者は、地元財界や地元メディアの全面バックアップは必須ですが、最近は成功例が多い。
日本では前者の方法を取ったのは80年代のライオンズであり、90年代のヤクルトでした。
後者の方法はホークスやロッテや日本ハムや、
最近のパリーグはみんなこれです(オリックスだけは前者の方法ですが)。
職棒ではいちおう本拠地があるんですが、地元密着意識は希薄です。
もっと、地元メディアやなんかを巻き込んで、町ごと巻き込んでいかないと、苦しい状況は続くとオレは思うよ。
新しく参入したということで、しばらくは注目されるだろうから、
ここで手を打っておきたい。職棒の救世主になってほしいよねえ。

 訃報も飛び込んできました。江藤慎一さんが亡くなられたんだそうです。
学年で言うと、須藤豊さん、稲尾さん、近藤昭仁さんらと同じ年ですから、これは早すぎますよ。
オレはもちろんこの人の現役時代も、ライオンズの監督だった時期も知りません。
しかし、史上唯一の両リーグ首位打者や、史上初の12球団本塁打達成者であることは知っているし、近藤唯之さんの
「プロ野球70年を通じて、誕生日に首位打者を獲ってその翌日にトレードされたのはこの江藤ひとりしかいない」との評も読んだことがある。
その他巷間伝えられるエピソードを見ても、いにしえの良き伝説の野球選手的な雰囲気の伝わる選手でした。
 こういう選手が、今のプロ野球界に存在する余地があるかといえば、難しいでしょうねえ。
でも、「雰囲気」「存在感」という意味では今の球界にも、同じような役割を果たせる選手はいるんじゃないかと思う。
先週も書きましたが、特に最近のパには若いスター候補が目白押しです。
このスター候補をきちんと育てていかんと、プロ野球の未来はないよ、ホント。
 こういったスター候補には、江藤さんのような昔の選手のエピソードをたくさん教えてあげてほしいですねえ。
彼らのやったことをなぞれ、という意味ではなく、プロ野球のトップスターのたたずまいを学んでほしいのです。
それを彼らが聞いて、これから自分たちがプロ野球を引っ張っていくには
どういう行動を取ったらいいか、ということを考えるキッカケにすればいいと思うんですよ。
一番いいのは、こういうOBの、しかも表舞台に出てこない人を選手自ら訪ねて行くことです。
大物過ぎて萎縮してしまうかもしれませんが、まだご存命の川上哲治さんやら、
岩本義行さんやら、榎本喜八さんやらのところに伺って、プロ野球選手とはいかにあるべきか?を聞けばいいのです。

技術論はその後大きく進歩した部分もあるから、必ずしも昔の人に聞けばいいというものではないでしょうが、
草創期のプロ野球を自らの腕やバットで大きくした人の話を聞く事は、
少なくとも心構えという意味では得るものがとても大きいはずです。
ここのところいつも言っていますが、先達がいなければその後のプロ野球の繁栄も、凋落もないのです。
吉田兼好は徒然草で「すこしのことにも先達はあらまほしきことかな」と書いているでしょう。
オレは台湾人ですから、日本の古典はよく知りませんが。
でも、せっかく先達がいても、その経験を誰も継承しなかったら、その先達はいないのと同じことです。
だから、諸先輩がみんな逝ってしまわないうちに話を聞いておかないと、本当の意味で世代が断絶してしまうんですよ。

 歴史に敬意を払う、という意味では、いまのライオンズのポスターの文句が気に入らないんですよ、オレは。
「135の憂鬱と、1632の無念と、2082の誇りを胸に、その先へ」と書いてあるんですが、
最初に見たとき、何のこっちゃ?と思いましたよ。
しばらく考えて「ああ、通算成績か」とわかったのですが、すぐにアレ?となりました。
一年平均70勝としても、30年分しかない。
つまりは、こういうことです。また、福岡時代をすっ飛ばしたんですよ。
このポスター、高木大成営業課長が担当なんだそうですが、何でこんな中途半端なことをするのかね。
もちろん、今年が所沢移転30年目であることは重々承知ですが、
それなら一番最初に「この地に刻んだ」とかなんとか、そういう言葉を入れればいいでしょう。
何も注釈がないと、誰がどう見ても球団の通算の歴史だと思ってしまいますよ。
見る人が見れば、ああ、相変わらずライオンズは福岡時代の歴史を軽視しているんだな、となってしまうと思います。
正直、取るに足りないことなのかもしれないですが、今までが今までだからどうしてもそこにオレは頭が行ってしまった。
せっかく公式HPの歴史に福岡時代も追加したんだから、今後は福岡時代の歴史も諸事加えていくべきでしょう。
福岡時代の181の憂鬱と、1830の無念と、1861の誇りがあって、その先の埼玉西武ライオンズがあるのですから。

 さて、パウエル問題がようやく決着しましたねえ。
今回の問題は、とりあえずホークスがパウエルをとって汚名を残した、
つまりは試合に勝って勝負に負けたようなものだとオレは思いますが、
もうなんかオレは今回の件に関してはどっちでもいいような気がしてきましたよ。
本人たちがこの結論で決着でいいと言うんだから、もうそれでいいんじゃない?と言うしかない。
オープン戦も始まったのに、こんな気持ちの悪い話をいつまでも引きずっとる場合じゃないと思います(とくに、オレは選手ですからね)。
 ただし、同じことが二度と起こらないようにプロ野球機構は全力を挙げて対策を練るべきです。
例のソリアーノ問題以降、NPBが勝手に任意引退選手の海外移籍を禁じる条文を付け加え、
外国人選手が必ず自由契約になるようになり、かえってリーグ内の戦力バランスがグチャグチャに崩れることになってしまいましたが、
イイカゲンな対策をするからこんなことになるのです。
こんなルールを作った時点で、外国人の移籍天国になってしまう現状は、容易に予想できましたからね。
 今回のパウエル問題でホークスが取った行動は、球界の秩序を揺るがしかねない行為であることは間違いない。
ヨソの球団がもうほとんど獲得決定している選手に手を出したわけですからね。
いままでは他球団を信用していたからそれで成立していたけれど、
これからは「モラル?勝負事ですから」の時代になってしまうのです。
12球団が皆共存共栄していくべきだというのが持論のオレからすれば、
今回のホークスの行動や、小池会長の要望や、根来代行の勧告は、非常に残念だと言わざるを得ない。
抜け駆けを結果的に追認してしまった形になるわけですからね。
後の時代から記録をたどれば、ホークスには何の問題もなくパウエルが入団したことになってしまうわけです。
 プロ野球界だけではなく、この世には信義則というものがあり、モラルというものがあり、スポーツマンシップというものがある。
五輪予選の韓国と同じで、ルールになければ何でもやる、というのであれば、
そういうことをさせないためのルールをしっかり作るしかない。
しかし、大人も子供も安心して見られる娯楽であるべきプロ野球で信義則が通用しなくなるなんてなあ、と寂しさを覚えるのは、
オレだけではないと思います。
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Author:邱俊雄
2ch@プロ野球版のスレ「許銘傑のオレが豊田さん!第2部」に連載中の36氏のコラムを中心に集めています。

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